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陣痛=神通 |
02月28日 (月) |
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出産話題が続いている日記です。産婆さんとなって50年、4000人の赤ちゃんを取り上げた木澤助産院の木澤光子さん(75歳)という方が、近所に住んでいらっしゃいます。その助産師さんのお話を聞く機会が、地元の公民館でありました。(HP「木澤助産院」)
どうして最近こういうネタばかりなのか・・?もちろん、ラボは英語ですが、前も書きましたが、英語を学ぶためには、コミュニケーションができる人間力があること、そこを同時に育てることが必要なのです。それを育てるにはご家庭との連携プレーが重要です。そこで意外にも大事になって来るものを掘り下げると、食事や生まれ方まで行ってしまいます。
というわけで今日も英語からちょっぴり離れ、しかし大事な話題です。
どうして、自分は子どもとうまくいかないのだろう?どうして子育てがしんどいのだろう?どうしてうちの子はこうなんだろう?と思ったとき、ひょっとして、人生の出発点である生まれ方、胎児期もあるのではないか?と、一つの考え方としてさかのぼる方法もあることを知ってほしいのです。そして、決して自分もこどもも責めずに、今からでも大丈夫!と、親子の今を認め、少しずつ何かあったかいものを今から積み上げてほしいのです。
ブログを読んでいらっしゃるお父さんも、蚊帳の外でなく、お母さんが幸せに子育てできるように経済的、かつ精神的に支える重要な役割があります。母としての長い平凡な毎日を、褒めて、認めるだけでいいのです。パパさん、旅行や行楽地も楽しいものです。しかし、ひょっとして、こどもは、大人にとっては一見地味な遊びをしてほしいかもしれません。抱っこして話を聞く、膝の上で絵本を読む、取っ組み合いでスキンシップする、手をつないでお散歩する・・・、そんな何も使わない時間も大事にしてくださいね。
ちょっと逸れましたが、そんなわけで、15年半テューターとしてやってきた今、行きつくところは生まれ方となってしまいました。これから先も、ラボを高めるために、どんどん模索していきますが、今の私は、お産の重要性も外すわけにはいかないのです。
さて、近くに助産院があることは長女を産んでから知りました。しかし、吸引で超難産だったため、私とは一生縁のないところと決めつけていました。その助産院で産んだ方、自宅出産した方も、知り合いにちらほら居ますが、うらやましくもありながら、自分は無理だろうなあ~との思いから、次女も産婦人科でした。
しかし、どこで産むか?どう生まれるか?それが、その後のこどもだけでなく母親・家族の人生にも大きく関わり、教育・人間力にも影響するのではないか・・・・と考え始める毎日です。
助産院や自宅で産めない人、自然出産できない人、もちろんいるでしょう。木澤さんも、”帝王切開でも、赤ちゃんは、みんなに幸せをもたらしてくれる存在”と、言い切っていました。存在だけで素晴らしいのです。が、もし頑張れれば、より自然に産めるように、食事や生活環境を整えることも大事です。それは、長い目で見れば、健康な人生を送るための生活のリセットができる女性に与えられたチャンスと考えてもいいかもしれません。私のように出産としては手遅れな方は、昔を後悔しても仕方ありません。今のわが子にたくさん愛情を注ぎ、孫の代に伝えていきましょう!
さて、前置きが長くなりましたが、その木澤さん、去年、双光章というお国からいただく賞を受け取られた全国14人の中のお1人で、皇居のお茶会にも招かれたという方です。1時間ちょっとのお話の中で、気さくにお産や家族の関わり、自分の生い立ちを聞くことが出来ました。印象的な言葉を羅列してみます。
・陣痛=神通と、昔は言った。神の通る道を、赤ちゃんが通る儀式(ラボのCDライブラリ「国生み」が頭に流れました。
・江戸時代、頭を上げただけで打ち首だった大名行列でさえ、産気づいた家に急ぐ産婆さんは、横切ることが出来た。
・赤ちゃんは神様が運んできてくれたもの。卵子は、待ち針の先をチョンと通した穴くらいの小ささ。精子は目に見えない小ささ。そんな小さなものが、10カ月で完成し生まれる不思議さ
・生まれても、へその緒は母とつながっていて、ドクドク言っている。5分くらいして止まってから、必ず家族か自分がへその緒を切る
・帝王切開は、今は50%。逆子、双子、一回切開した人は必ず帝王切開しなければならないという法律が、最近できたから。木澤助産院では、すべて自然出産をしている。神様の道を通るからきっと大丈夫!なぜ病院出産、帝王切開が多くなったのか?訴訟が多いから。医療費アップにつながるだけ。
・和食を食べましょう。肉・油・砂糖は酸性食品でよくない
・赤ちゃんは、24時間抱っこ・24時間おっぱいでも大丈夫!!子どもも大人も本当は、みーーんな抱っこ好き。抱っこ=抱きしめると、心が豊かになり、笑顔が絶えない子になる
最後に、こうおっしゃっていました。
「家族みんなで産むと、家族みんなが母を大事にする。そして絆ができる。母が笑顔で暮らせば、さらに楽しい家庭になる。近所、地域も良いところだけを見て過ごす。それが広がれば平和になる」
ラボは英語教室です。なぜ食事やお産にこだわる私がラボを続けれるのか?日本の素晴らしさに気づいたからです。また、日本古来の生き方に共感する私と分かり合える方が、世界中にいるはず。
日本の良さを伝え、国が違っても人間という根っこが同じなことが分かり合えば、きっと平和になると思いますし、そういうことも少~し、ラボっ子たちは知って育ってほしいなあと思います。
異文化を知ること、たくさんの人とコミュニケーションをとりながら人間的に成長すること、そして、日本の良さを海外に伝えることも、英語を学ぶ上での一つの役割だと思います。
P.S.その公民館でのひと時、婦人会の行事の一環だったので、最初ドアを開けた瞬間目に入ったのは、60~80代の姑世代のおばあちゃんばかり100人ほどが、ずら~りと座っている光景でした。焦りました~!!!「回覧板を見て来たものですが~・・・いいんですよね~???」と、言いながら、空いている真ん中、真ん前の席に着いたのですが、冷や汗でました。
講演の後は、コーヒーとおまんじゅうをいただき、つどってきてしまいました。シャイな私も、ラボで少しずつコミュニケーション力育っています。
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