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真剣な姿を笑わない |
02月10日 (木) |
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ほかの人がやっているのを見てるときなど、とても静かに集中していて驚いた。 あたりまえかもしれないけど。学校ではそうじゃないから。 あと、みんながやさしい気がする。
ラボをはじめて間もない子が、クリスマス発表会後に感想に書いた。
その感想をシェアしてたとき、「そういわれてみればそうだね、ここに慣れたら気づかなかった。」と周りの子が言う。
すごく素直な感想で、またラボを言い当ててると思った。
高学年発表会にほぼ全員で見に行って、すばらしい発表に釘付けになった。 一方、途中すこし退屈に思ったラボっ子もいたようだ。 テーマ活動の「やる」経験と「見る」経験が浅いと、
どうしてもそうなる。仕方がない。でも、それが徐々に変わってくる。 「見る目」が養われてくると、どの発表からもたくさんのことを読み取ることができるようになる。 舞台の上に上がっている人たちを、いろんな角度から見られるようになると面白い。
やっている子の気持ちがわかれば、真剣に見るようになるよ、と
小5から欠かさず高学年活動に出てきた子は言う。
なにかに真剣に向き合うという経験が、その子を変えていく。
現代は「夢を語れない世の中」と言われている。
夢を夢として語ることをゆるさない世の中。
受け止めるだけの信頼関係が育ちにくい世の中。
一生懸命なことを笑うような風潮がこどもたちだけでなく、おとな社会をも取り巻いているけれど、 そんな社会は人間関係はうすっぺらで、考えも幼くて、こころの置き所に困る。
いろいろ考えてみたけれど、「人と人が真剣にぶつかり合える」
そんな場所が大人にもこどもにもいま必要なんだと。
だからこそ、自分はいまこうして活動している。
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