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はじめてのミニ素語り発表会 |
02月02日 (水) |
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開設8年にして、はじめての取り組み=幼稚園、小学生が
少しずつですが、素語りに取り組み、みんなの前で発表しました。
(素語りというのは、ラボのお話のライブラリーを英語と日本語で
覚え、CDのように暗唱すること)
11月の保護者会でお母さん達に提案し、
こども達と各自の発表テーマを大体決めましたが、
年末年始もあり、おそらく本格的な取り組みはほとんどの子が
3学期になってから。3学期は、取り組み状況のチェックのため
1,2回ずつは個人練習の時間も持ちました。
ラボで英語を習得しようと思ったら、やはりライブラリー(CD)の
英語にしっかり耳を傾け、聞こえたとおりに真似をし、
覚えて、自分の言葉にしていく。この過程がどうしてもかかせません。
この過程で英語の語感や英語への勘をラボの子達は、
耳、頭、口、体すべてを使って体得していくのだと思うのです。
はじめは英語の細かな知識もなく、一つ一つの単語熟語の意味も知らない、
CDを通してなので細かな音は聞き取れない、
意味の分からない早口言葉のように聞こえる、そんな言葉、
というか音の塊を覚え、気持ちよく言えるようになる
なんていうことを求めるのは、正直、酷なことかもと当初は
思ったこともありました。
大人だって、いや、大人だったらできないですよね。
でも、ラボのやり方で英語を身につけてほしい、
英語にもっと興味や喜びを見出してほしい、
それには、この素語りの活動にできるだけ早くに取り組んだほうが
いいのでは、という思いでの挑戦でした。
結果的に、16人全員途中で投げ出すことなく取り組んでくれたこと、
一人一人CDの英語に神経を集中させ向き合ったこと、
そこからCDどおりに発することのできたときの気持ちよさを
少しでも味わえたこと。またやりたい、もっとやれる、という
気持ちももてたこと。英語に対して興味がわいたこと、
英語が言えたという自信。多くの収穫がありました。
石川パーティのこども達はみんなこの機会を素直に受け止めて、
想像以上の頑張りを見せてくれて、
テューターとして、こども達に「機会」や「経験」を与えていく
ことの大切さも確認させてくれました。
と前置きがとても長くなりましたが・・。
発表の順番は、くじ引きで決めました。
1.小4みつ『ギルガメシュ王ものがたり』1,2トラック
2.年長いちご『おやすみみみずく』3,4
3.小3たいよう『かいだんこぞう』1
4.小3サニー『フレデリック』8
5.小3はやぶさ『ジョン万次郎物語「アメリカ」の発見』5
6.小3オカリナ『長ぐつをはいたネコ』5
7.年長ぽかぽか『ガンピーさんのふなあそび』1~10
8.年少だいち『3びきのやぎのがらがらどん』31,32
9.年中しょう『たぬきのダンナ サファリにくわわる』1
10.小1ゆみ『とってもすてきなくろいとり』1
11.小3メロディ『ピーターパン 人魚の海』1,2の途中
12.小2みお『オバケのQたろう スマートになろうのまき』1~3
13.小1おかめ『わたしとあそんで』17,18,19,20
14.小1りったん『ぐるんぱ』1~3の途中
15.小1ひむ『どんなにきみがすきだかあててごらん』9
16.年長あっくん『いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう』1(風邪欠)
と見事なバラエティ。でも、本当に一人一人ピッタリの雰囲気の
お話を選んだことにも感心し、うれしいことでした。
1人平均2分。みんなの前に1人で立ち語る。はじめての経験。
一人一人真剣に向き合ってきたからこそ、その意気込みと緊張は
いつになく激しく、ひしひしと伝わってきました。
あまりの緊張に覚えていたこともすっ飛んでしまった子も、
気持ちが高ぶり泣いてしまった子も。
とにかく一人一人本当に頑張りました。
理解協力してくださったお母さん達にも心から感謝。
こども達一人一人の頑張りにはたくさんの拍手と誇らしい気持でいっぱいです。
可愛く印象に残った発表もありました。
ラボをはじめて約1年の、しょうちゃんの発表。
音楽CDではなく、通常のCDをかけながらの発表だし、
お母さんは「英語は全然言えてなくて・・」とおっしゃいましたが、
何しろ、口調と雰囲気がたぬきそっくり。
自然と身振りも加わっているところ。マスクをしているので
口は見えませんでしたが、そのぶん目が語っていて、
素晴らしかった。英語もちゃーんと語尾は言えてました。
素語りの原点だなー、と思いました。
それから、みんなの緊張を一気にほぐしてくれたプレイルームさんの
二人のナーサリーライムの発表。
楽しくて楽しくて仕方ない、そんな原点も見せてくれました。
今後も半年に一度ずつ、このような機会を作っていきます。
こども達もすっかりその気ですね。
もう次のお話を決めたり、今回のお話をもっと上手に長く!と
思っている子もいて頼もしい限り。
今回取り組んでみて、思った以上に、みんなが英語を
クリアに聞き取っていること。
やはりライブラリーの英語は生き生きとして美しく、
かつこの先、英語を勉強として学ぶときにヒントになる要素も
たっぷりあることも改めて確認できました。
それから、こんなちょっと苦しい取り組みも、
普段の楽しいテーマ活動の延長線上にあるからこそ、
ただの苦しさに終らずに取り組めるのだということも。
やっぱりラボの英語の学び方でいいんだ!と改めて思えた
大きな大きな一歩でした。
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