残り布などでいろいろなものを作るのが好きな私は、今年も暮れからせっせと少しの時間も利用して作っているものがある。洗濯ばさみをつかった「メッセージうさぎ」だ。何気なく見た本にヒントを得て、今年の喜びを運ぶウサギをたくさん作っている。
{7センチ四方の布2枚を中表に重ね、端をぐるりと縫う。上の布のみ真ん中を4センチ切り、表に返す。洗濯ばさみを入れて、切り口を縫い、とめる。切り口の反対側はぐしぬいで縫いちぢめる。一方、直径3センチの白い布で頭を作り、耳を作ってつける。20センチほどのリボンを縫いちぢめ、頭の下につけ、洗濯ばさみを入れた体につける。}
「これを差し上げますわ」「どうも、ありがとうございます。」・・・と言うような会話が物を差し上げるときの会話かと思うが、・・・・
このウサギを見せると、まず、「わー!」と歓声が上がる。
次は「かわいい」「かわいい」の連発。「ありがとう」よりも、「ほしい。ほしい」「うれしい」と言う言葉のほうが先に飛び出す。
私はこの瞬間がもっとも幸せを感じ、力をもらうときなのだ。小さな布で、家にあるものを利用して、笑顔の出る瞬間を作れれば、なんと幸せなことであろう。今年もよい年でありますように!
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