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SOMETHING GREATのおかげ |
02月24日 (火) |
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昨日の続き、村上和雄先生のお話です・・・・
先生は、あるとき、遺伝子を読む技術もすごいけれど、遺伝子を誰かが書いたと言う事実の大きさに気付かれたそうだ。
全世界の60億人分の遺伝子暗号は、わずかお米一粒位の大きさに書かれている。
その事実をよく考えた時、神様や仏様がおられても不思議ではないと思ったという。
そして、先生は、その何かをサムシング グレートと呼んでいらっしゃる。人間の中には、サムシング グレート、いのちのもとの親といえるものがあるというのだ。
人間に生まれ生きているというのは、とても素晴らしい、ありがたいことだと。
赤ちゃんは、子宮の中で、魚類、両生類、爬虫類という38億年の生物の進化のドラマを再現しながら38週で人間として誕生する。
このプログラムを書いたのは人間では無く、偉大な何か。
この現実を見つめなおさないと、環境、家庭、社会の問題も解決できない。
サムシング グレートについては宗教家が語ってきたことだが、これからは、科学者も、その働きと思いを語るべきであると。
・・・・・・
科学の進歩は、確かに世の中を便利に変えてくれる。
しかし両刃の剣である事は、イラクを見ても、オウムの事件を見ても枚挙にいとまない。
人間の心を置き忘れたところには、何の進歩も無いのだ。
ひとりひとりの人間に対しての敬意、自然に対しての敬意、それらがあって初めて本当の進歩があるのだろう。
高校時代、化学、数学、物理が大嫌いだったのは、数字には表情が無い! 化学式でハートの熱さが伝わる?、なんて勝手に思っていたから。
でも、サムシング グレートの作りたもうた何かに対して仮説を立てる・・・
それに向かってあれやこれややってみる・・・・
そんな科学は、もしかして、ファンタジー?
科学が身近に感じられたのは、初めて。
村上先生ありがとう。
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Re:SOMETHING GREATのおかげ(02月24日)
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Sunflowerさん (2004年05月03日 17時42分)
私もこの本を読みました。このSometging Greatということばが好きで
す。おおいなる恵みの中で生かされていることに謙虚な科学者を、すば
らしいと思います。
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