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いい遺伝子さん起きてね! |
02月23日 (月) |
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村上和雄・筑波大学名誉教授の講演録を読んだ。
遺伝子の研究が進み、3センチぐらいのガラス片に人の遺伝子を貼り付けて観察すると、どの遺伝子のスイッチがONになったかOFFになったかがある程度測定できるのだそうだ。
細胞の中の寝ている良い遺伝子のスイッチをONにする、また悪い遺伝子をOFFにする、そうすることで私達の可能性は何倍にもなるのだという。
村上先生の仮説では、良い遺伝子のスイッチをONにするには、嬉しさ、楽しさ、感動、感謝が手助けをする。
苦しみ、不安、悲しみ、いじめなどが悪い遺伝子をONにする。
村上先生は、こんな実験もなさったそうだ。
糖尿病の患者さんに、2日間全く同じ生活、同じ食事をしてもらう。
1日目は、患者さんに糖尿病のメカニズムの話を聞いてもらい、血糖値を測る。
2日目は、吉本興業のお笑いを聞き、測定。
すると、1日目と2日目では、よく笑った2日目のほうが46も低かったという驚きの結果。
日々笑うということは、病気の遺伝子をOFFにするのだろう。
村上先生は、病気ではないが、環境が変わってスイッチが入ったぞ!という経験をアメリカの大学に行かれた時に経験されている。
日本では、先輩方から馬鹿にされていたそうだが、アメリカに行き、先ず給料が10倍になったそうだ。
認められたという嬉しさが自信につながり、スイッチがONになった。
そして、ヒトのレニンという、高血圧に関連する遺伝子の暗号解読に世界で初めて成功した。
理数系音痴の私であるが、環境が、スイッチを切ったり入れたりするというお話は、すんなりと私の中にも入っていった。
新たな経験をするチャンスが多いラボッ子達。
楽しさや、嬉しさをたくさん感じることで、いい遺伝子をONにしてほしいと思う。
もちろん、私も、いい遺伝子ONを目指して・・・・何から始めよう?とりあえず、今日も笑おう!
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