幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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2010/12/08の日記 12月08日 (水)
ラボ・パーティでは、テーマ活動(劇表現活動)に限らず、
異年齢のグループ活動を行っています。

例えば、1~6年生までの子が小学生グループとして
活動したり、幼稚園児~小学生低学年の子どもたちが
一緒にテーマ活動に取り組んだりします。

そのグループ構成は、それぞれパーティ(教室)によって
異なります。

パーティと呼んでいるのは、『仲間』という意味で
(比べたり競うのではなく、共に育ちあう)子どもたちの
集う場でありたいと考えているからです。

共に育ちあうって、どういうイメージがわくでしょうか。

私自身は、幼・小のときで30人強のクラスがひとつの
学年に4クラス、中学のときで40人強のクラスがひとつの
学年に9クラスという環境で育って

自分のクラスだけで、いろいろな個性が揃い、ライバルも
たくさん存在して、縦長で活動することもなかったし、
合同クラスになることもありませんでした。

唯一、小学校のころ…いつだったか、ゆとりの時間と
いうのができて、申し訳程度に縦長で活動する時間が
とられました。

でも、今思うと形だけで、違う学年の子たちと深く
関わる活動には、なっていませんでした。

そんな環境で育った私が、子どもの入園をいよいよ
あくる年にひかえたころのことです。

当時、住んでいた町は過疎化が進んでいて

娘の同級生は、なんと男の子ひとりきりということが
分かって、お隣の校区の幼稚園に通わせようかと考えたりも
しましたが、結局元々通う予定だった園に通わせることにしました。

保育室はひとつで、年少も年長も同じ活動をしました。
遠足や、運動会などは隣接する小学校と合同で実施されました。

最初は、ライバルの少なさや、不便さに目が向いてしまい
がちでしたが、しばらく通わすうちに異年齢の活動の良さを
じわじわと感じるようになりました。

まず、小学校の高学年の子たちが、とてもしっかりしてるん
ですね。みんなのリーダーとして、ひとりひとりがしっかり
責任を果たしてるんですよ。

高学年と言っても少人数なので、みんなが役割を持って
考えて行動しないと、物事が進行していかないんです。

それと、とにかく優しい。下の子に対する高学年の
子たちの優しさを見るたびに感心したのを覚えています。
多分伝統的に受け継がれているのでしょうね。

自分がしてもらったように、下の子を思いやれる力が
いつの間にか身につくのでしょう。

下の子は、上の子たちにあこがれの気持ちを持って見ていて
追いつこうと、頑張るんですよ。私の子どもたちは、本当に
それで成長させてもらいました。

大人が100回言うより、上の子が手本を1回見せる方が、
子どもには通じたり、分かり易い場合があるようです。

私は、この子どもたちの異年齢での活動をずっと見てきて
異年齢で育ちあう環境を、心底いいなあと感じていました。

もちろん先生方にも恵まれたと思います。

でも多分、もしお隣の校区の(大人数の)幼稚園に
通わせていたら、私はその良さを知らないままに過ごして、
ラボから“異年齢の活動で子どもたちが育ちあう”と聞いても、
ピンとこなかったかもしれません。
 

だから、この良さを知らない方に少しでも分かっていただけると
嬉しいです。

子どもをこの幼稚園に通わせていなかったら、私は
この仕事を選んでいなかったかもしれないわけですから、
本当にいい出会いをしました。


次回は、異年齢での活動の良さが、ことばの習得と
どう結びついて、なぜいいのかをお伝えしないと
いけないですね。

では、また。
ありがとうございました。
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