幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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2010/12/03の日記 12月03日 (金)
先月の日記で、ラボ・パーティでは、テーマ活動
(劇表現活動)という活動をしていて、それは
みんなで話し合いながら創っていくので、常に
何かしら自分の意見をもつことにつながりますと
いうおはなしをしました。


話し合って動いてみて、また意見を出し合って、
ということをしていくのですが、その中で
子どもたち同士でコメントし合う時間を
とることがあります。


どういうことかというと、例えば
 そのセリフの言い方、本当に悲しそうで良かった。
 あの表現は、楽しそうな様子が伝わってくるね。
 元気よく大きな声が出ていて、気持ちがいいね。
                      などです。

それから、そのおはなしに登場する以外の、でもおそらく
そこに存在するであろうものを、こどもたちが自分で
考えて表現することもあります。


例えば、おはなしには、おじいさんしか登場しない場面だけど
その時、おばあさんは何をしてるかなと考えて、おじいさんの
いる部屋とは違う、台所で料理をする表現をしたりするわけです。

庭で草むしりかもしれません。となりの部屋でお裁縫かも
しれません。想像したことだから、その子の思うようにして
いいのです。

そして、そういう表現を見つけたら、“ああそれおもしろいね。”
って、コメントしてあげるんです。そうすると、もっともっと
自分で考えるようになるんですよ。


これらのねらいは何かというと
子どもたちがのびのびと意見を言うようになることです。

想像のせかいなので、間違いというのは、無いんです。
どんな意見も受け入れられるので、
ああこれでいいんだ、という安心感が生まれます。

私は私の思ったことを言えばいい。と思うと
おもしろい意見がどんどん生まれます。


この“私は私でいいんだ”というこの思い。
これってとても大事なんですよ。

ちゃんと考えを持ってないと表現できないっていう
おはなしを以前にしましたが、考えを持ってても
言えない子はいます。

せっかくいい考えを持ってるのに、言わないんですよね。
でも言わないと、まわりの人には分かってもらえません。

言わない・言えないっていうのは、この“私は私でいいんだ”
っていう思いが持てていないことが、多々あります。

この思いを自己肯定感って言うんですけど
ラボでは、ここから育てようと頑張っています。

これが、ベースにあって、主体的に考える力があって
そして、表面にことばが現れるんですね。

ベースがものすごく、ぐらぐらなのに、
“はい、もっと大きな声で言いなさい”ってやってしまうと
口をつぐんでしまいます。

こどもの内面から、根っこから育てようとしてるわけです。

それからもうひとつ。
想像の世界なので、自分の考えてたのとまったく違う意見が
とびだすことがあるわけです。

でも、“へ~っ、そんな考えもあるのか。”と違いを
受け入れて、違いを楽しめる子、

ちゃんと聞いて、ちゃんと受け入れて、相手のことも
認められる子になってほしいなぁとの願いがあります。


言葉も文化も違う人たちと関わる時、日本人同士よりもっと
大きな違いに直面することになると思いますが、これができると
相手を思いやれる、違いを受け入れて楽しむことができることに
つながっていくようです。

日本人はどうしても、みんなと違うことを恐れて、まわりに
合わせようとするところがありますが、実はひとりひとり
みんな違うことに気付くと、自分らしさを認められるのかも
しれませんね。

私は私のままでいい、私にも役割がある、という思い。
前回書いた、涙した女の子は、もしかしたらその思いが
しぼんでたのかなと、テューターになった今は思います。

そして、テーマ活動で自分の役割を果たせた!できた!
っていう涙かなって。

長くなってしまいました。
では、今日はこの辺で。
最後まで読んで下さって
ありがとうございました。
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