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「地(じ)」が出るテーマ活動」? |
11月13日 (土) |
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「なんでそんなに”悪ワル”のアリス~? 不良、反抗期アリスじゃん」
中高生グループで「不思議の国のアリスーうさぎ穴に落ちてー」を動き始めると途端に、
今日はアリス役をやっているK(中1)はいきなりこんな言葉をみんなから浴びせられた。
毎回物語りにでてくる違う登場人物(物)になって動いてみること、
このグループの全員が「アリス」になってみること(アリスの感じ方、気持になってみる)をテューターから提案。
と、今日はずいぶん太い声、ふてぶてしいたたずまいのアリス、となった、ときどき自分の手の指をポキポキ鳴らしたりしている。。。。?
他の仲間と一緒にキノコを手で丸く形作っていたN(高2)は、S(中1)イモムシがノソノソ去って行く時、
「なんかナメクジみたいにキノコの上に跡が残りそうだよね。。。」
まだテーマ活動に出会ってから間もないK(中1)も今日は恥ずかしさが動きを邪魔しないようだ。
公爵夫人の太い声を憎憎しさいっぱいに張り上げて、そのたびに皆の笑いをとっている。
赤ちゃん(ブタ)のS(中1)は大げさに手足をバタつかせて「ウギャ~!!」、そしてトコトコ森の中へ走って消えたかと思うと
ためらいがちにニヤニヤ笑いを懸命にやろうとしているM(中1)チェシャネコの顎にサッと自分の腕を差し出す。
消えていく「笑い」を樹の枝か何かの淵にあるようにしたかったのかな?
手をつなぎテーブルになってクルクル回ってくれる仲間たちの周りで悠然とお茶を飲むS帽子屋とH(高2)3月ウサギも、
テーブルと反対方向にグルグル席を替わっては茶のみを続ける。
H3月ウサギの恍惚ともいえるような顔つきを見ていると、こっちまで頭がおかしくなりそう、、、
なんだか彼らの輪の中にいない自分の方がおかしく感じられてくるから不思議。
そんなヘンテコを見つめるKアリスの目、、、「地(じ)」でいってる?
「こんなやつらとかかわるのまっぴら!!!!」メッセージがビシビシ飛んで来る。
K(中1)「アリスは性格が悪くていつも一人ぼっちとか、、、。
友達がいないんじゃない?」
N(高2)「ひとりっ子の典型的性格じゃん、でも姉がいるんだよね」
M(中1)「お姉ちゃんとすごく年がはなれていて、甘やかされてい る」
K(中1)「アリスは友達に逆に疑問をもったり。 何で自分に寄って こないのかな?って。
夢の中で『夢なんだ』って気がつく時ってなぁい? 私がこの前見
た夢は学校から帰ったら家の中に鬼太郎がいて、、、、」
皆、「そう,そう、、、、!」
しばらく「夢」談義。
M(中1)「アリスはいつも大人と一緒にいる環境だから態度が『上か
ら目線』。 ああ、でも意外に家が厳しいお金持ちの家だからそれ が嫌で抜け出したとか、、、?」
N(高2)「『帰ったらお姉ちゃんに夢の話をしてあげよ』って言って るから、それほど家がきらいじゃない、、、かも。」
H(高1)「狭苦しい家は息が詰まるから嫌で逃げ出すんだ、、、。」
K(中1)「親に反抗してケンカ、そして家出?」
M(中1)「(最近の)映画では結婚させられることになってたアリスが結婚が嫌で逃げてきた、、、でも夢を見たことでアリスは変わる。」
ごめんね、テューターは皆のおうちの家族や何かのことを知っているから(お母さんと話すからね)、皆の言っていることを聞いていると
何だか「自分のこと(見聞きしたこと、つまり体験)と重ねてものを言っている」気がして。。。。だから100倍もキミたちの会話が楽しいのかもしれない。
ごめんなさい、こんな大人くさいおもしろがり方しちゃって。
テーマ活動をすると「人を深く知ることが出来る」という副産物があるんだなあ。 お話の世界であれこれ話していると、おもしろくて夢中になってしまうから、
いつの間にか仮面をかぶらない状態で「素」のままをロに出していることがある。
その人が話す内容から受け取れることがたくさんあるからね。。。おっと、私も同じこと、おたがいさまだね。
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