悟空のまじないの中国語は・・・ |
10月16日 (土) |
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今日、小学生Gに中国の高校一年生の○くんが来ました。静岡県が募集したホームステイの受け入れにH孝家が応募したのです。
ナーサリーのオーディションをおえたばかり。しばし、みんなは○君にいろいろ質問をしていた。ちょうど、修学旅行から帰ってそのままおみやげを渡しに来た周もいたので、少し英語で、みんなの質問を聞いてくれたのだが、細かい補足をH孝のママが、中国語で通訳してくれ、みんなはその中国語のやりとりにびっくりしていた。
私の心がちょっぴり、どぎまぎ動いたのは、彼の将来の夢が、軍隊にはいることで、パイロットになりたいと聞いたこと。細かいニュアンスはわからないけれど、個人的に胸に残ってしまった。
でも、だからこそ、こんな国際交流が大切なのではないかと、あらためて思った。
♪Rock My Soul♪は知っていると言うので、みんなで最後に一緒に踊った。
即席でつくったスライディングの振りつけを見て、わらっていたが、もう一回やったら、一緒にスライディングしてたかも…。
酒井Pのラボっ子の無邪気さっていったい誰がつくったんだろう?どんなにおとなしい子も少しづつ染まっていってしまうような気がする。
そうそう、K平が、
「西遊記のおまじないを中国語で言ってみて!」
というので、日中のテキストから、中国語で読んでもらった。もう1回、もう1回とみんなにせがまれて4~5回は読んでくれた。
「CDで言ってるのは、日本語読みだから…。やっぱ、ちがうね、本物の中国語とは。」
この時のみんなの様子は、凄かった。○君の口元をじっと乗り出してまさに、目と口でききとろうとしていたから。
とにかく、貴重な体験をさせてもらったH孝家のパパとママに
「シェイシェイ」
でした。
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Re:悟空のまじないの中国語は・・・(10月16日)
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H&Tままさん (2010年10月19日 13時34分)
政府の21世紀東アジア青少年大交流計画(日中21世紀交流事業)の短
期交流プログラムで浙江省嘉興市の高校から選抜されて来日した何tang-
xiang君。中国でもいまだに大人気の作品、西遊記が日本の子どもたちに
よって演じられていることにちょっと驚いたようでしたね。
聞けば中学のころから全寮制の学校で優等生だったxiang。好きな科目
という質問に、体育!という返事があったのは、それが生活の中での唯
一の息抜きだからかもしれません。1学年800名ほどの高校に上から
14番目の成績で入学したばかりの今も、大学受験に向けて朝から晩ま
で勉強漬けの毎日をすごしていると言います。
そんなに勉強していても大丈夫か?と聞いた凡人の私に、「中国はと
にかく人が多いから、自分なりにがんばるしかないです」との静かなこ
とばが返ってきました。
でも奢ったところ、固いところは全くなく、ラボでは突然ながらも
いっしょにrock my soulを踊ったり、翌日は谷津山で小学生たちと鬼
ごっこしたり、4歳T君とオシロイバナでのんびり遊んだり、とても素直
で柔軟な心をもった学生でした。
たぶん今回の招聘事業に選抜されなければ、彼にとって日本はきっと
近くて遠い国のまま、どんな国なのかよくわからないまま大人になって
いったんだと思います。
たまたま偶然、静岡に来て、日本人であるラボのみんなが体当たりで
表現する「西遊記」を見れたこと、フレンドリーなみんなに出会えたこ
とは、どんな観光地を見て回るよりも意味のある、価値のある出来事に
なったのではないかと信じています。
それは翌日、ラボでの出来事を高校の先生方と話したときの反応から
もわかりました。自分たちの国の物語を、異国のこどもたちが学んでい
るということ。それはとっても嬉しいことだといっていました。
日々のラボ活動もまた、世界とつながっている・・・そう思うと、な
んだか素敵ですね。
みなさん、ありがとう。
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