幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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みんなの心が近づくとき 10月03日 ()
 昨日、11月の発表に向けての2回目の合同パーティを行いました。
中高大生の都合に合わせて午後6時からの合同パーティにも関わらず
1回目と同じように小学生は全員参加(1名だけ欠席)
中高大生も病欠を除き全員参加。幼児(年少~年長さん)も4名も参加してくれました。
各ご家庭のご理解とご協力なくては出来ない事です。本当に有り難いです。

ママからはなれるのがちょっぴり淋しくて別れ際泣いていたYちゃん(年少)。
しばらく3年生のお姉ちゃんにくっついていましたが、SBを何曲かやるうちに
すっかり打ち解けて、ヘンゼルとグレーテルのテーマ活動をやる頃には嬉しそうに
中学生や高校生のお兄さんお姉さんと手をつなぎ森の中を歩いてお話を楽しんでいます。
2時間の合同で後半、グループに別れてWSをする頃には高校生のお兄さんのお膝の上に乗ったり、じゃれたりしてすっかり仲良くなっていました。

また1回目の合同パーティの時は、なかなか部屋の中に入って来れなかった年中のKちゃん。昨日は気づいたらもう部屋の中にいて、大好きな6年生のお兄さんと
手をつなぎ、SBを楽しんでいました。

SBの中にHi! how are you?を入れてもらい、全員と握手して挨拶しようね~と言うと
高校生や大学生の男の子たちが、男女構わず、自分からどんどん小さい子たちとふれあってくれて、ラボッ子の優しさや思いやりのある行動に心が温かくなりました。
みんなに感謝です。

昨日は幼児Gからはお菓子の家にたどり着き、食べ始めるときにかかる音楽の時の表現を、小学生Gからは森の奥深くヘンゼルとグレーテルが歩く場面の森や獣の表現を提案しました。
感じたままを身体で表現できる幼児から学ぶ事は多く、その提案を受けて高学年の子たちも少しずつここの音楽に身を任せられるようになりました。
森に住む獣の表現を提案した小学生。ヘンゼルとグレーテルの後を追うように忍び寄ります。ここはお父さんのセリフ『森の獣どもに食われてしまうぞ』がこの表現に繋がったのですが、1回目はあまり雰囲気が出ませんでした。
そこで「森の中にはどんな獣がいるんだろうね。家族はいるのかな。えさにありつけたのは何日前なんだろうね」などとイメージを膨らませてもらう為に声をかけました。
すると2回目に動いたときには、森の中に潜み、獲物をねらう獣どもの雰囲気が出て
暗く深い森をさらに深く、暗くしました。

子ども達はイメージする事が大好きで得意! そして楽しいしおもしろい!
それを引き出してあげなきゃ、Tがいる意味がない!
最後にやりたい役を立候補してもらいました。6月入会の小3のAくんも手を挙げています。
入ったばかりの頃は、このハイテンションの集団に戸惑っていました。
みんなと同じように盛り上がる事もせず、部屋の隅に座っていたり、頭が痛いとか
怪我したところがいたいとかという事をいつも訴えていました。
そのAくんがヘンゼルをやると言って手をあげていました。
入った時から6年生のTくんやYくんが常に声をかけてくれていました。
入ったばかりだからとパーティ中、気遣って仲間になろうとしてくれました。
お母さんも一緒にCDを聴いたりラボノートを書いたり、カレッジシップに参加したり
家庭でラボの話題をたくさんしたり努力を重ねて下さいました。
そして夏活動を終え、4ヶ月。Aくんはラボを居心地の良い場所として安心して素直に自分を表現するようになったのです。嬉しいな~

ラボッ子の新しい友達を迎える姿勢は本当に温かく優しく愛情に満ちています。
今では、同じ3年生の仲間や1年生のYくんとも仲がよくもうずっと前からここにいたような気がします。小学生だけでなく合宿ではTくんやSくんなど高校生もよく気遣って声をかけてくれていました。そういう心が育っている事がとても嬉しいです。

2時間のパーティが終わる頃にはすっかりこの3歳から19歳のラボッ子たちが兄弟のように仲良くなり、家族になっていました。
仲間作りこそテーマ活動の基礎です。心と心が通い合い安心して存在する事がより物語を深く楽しむ事になるのですね。この日の彼らから教わりました。

小学生以下の子たちが帰り中高大生だけになったのは8時過ぎです。
みんな休憩もせずに輪になって座り今日の感想を言っていました。
私はお母さんたちと話していたので声をかける事も出来ず、持参したおにぎりも
食べないままです。かわいそうに。

そんなに心が想いでいっぱいだったのかな?

少人数に別れてみんなが一番しっくりきていないお菓子のお家の事を話しました。
どうも音楽とのずれがあったり、みんなが納得した表現になっていないようです。
みんなで話したり聴いたりしているうちにRちゃんがおもむろに絵を描き始めました。
きっと何か浮かんだのでしょう。
早速、彼女のイメージを身体を使って表現してみる事に!

『もっと顔を前に出して!』
『こうしたら良いんじゃない?』
わいわいがやがや楽しそうです。やっているうちにまた違うアイデアが重なり合って
『こうすると窓のようだね!』とか『この手は下におろした方が良いんじゃない』
とかどんどん表現が具体的になって行きました。

8月の合宿からずっとこだわり続けたお菓子の家が、イメージを深めて行くうちに
一番心地よい表現に、しっくりいく表現に変わって行きました。
その瞬間というのは、深い霧がぱーっと晴れたような透明感がありました。

テーマ活動って本当にすごいですね。
人と人の心が繋がる瞬間をテーマ活動を通してラボッ子は何度、体験するのでしょう。

子ども達のテーマ活動を創り上げて行く過程は行きつ戻りつと言うけれども
とても文字で現しきれるものではなく、その時、その場にいたもの同士が
肌で感じ合うもの、心で絡み合うものなのだと改めて今回感じています。

この子たちの素晴らしさを、ありのまま伝えるには私の文章力では難しいです。
一人一人の素晴らしさをどう伝えよう。
それが私の課題です。愛しいラボッ子たち、来週も一生懸命なあなた達に会えるのを
楽しみにしています。
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