|
|
|
|
|
[一覧] << 前の日記 |
次の日記 >>
|
広く |
09月12日 (日) |
|
この週末はウガンダ孤児によるWatotoコンサートを体験し、夏の感想をシェアするママラボ会を木曜から日曜まで行いました。
ママラボ会では、ママによるいろいろな夏報告、ラボっ子たちの成長や自分で感じたことなど盛りだくさんなお話がありましたが、その中での一つ。
ご近所に、海外から夏に一時帰国する方が見える。つまり海外で暮らし、夏休みに日本に来る。そんな方とラボっ子が触れ合う機会があり、英語を教えてもらいながらこういう話を聞いたそうだ。
「日本人は外を知らなさすぎる。外をもっと見るといい。時に学生時代は外へ出すことが大切!」もちろんホームステイへ参加しているラボっ子の親が聞いたわけなので、納得の部分もあったでしょう。
そんなおはなしをママから聞いた後の金曜日の「Watoto希望のコンサート」。知るということはとても大事。そして、自分が知るということだけでなく、子どもに親の使命として伝えるということも大事だとしみじみ感じました。
来日したウガンダの子どもたち20人は、すべて辛い過去を背負っています。内戦、エイズなどで親がいなくなって1人または兄弟で食べ物を探しさまよっていた小さな頃を経験しています。受け付けでいただいたパンフレットに経歴が書かれています。そのパンフレットを読むだけでも充分な価値のあるコンサートです。
そんな彼らは、ラッキーにもWatotoのメンバーに助け出され、1人のお母さんと呼ばれる女性のもと8人が一つ屋根の下で過ごし、Watoto村の学校に行くことも出来るようになります。夢と希望を見出し、学校へ行く喜びを知ります。そんなたくさん居る孤児達の中から、20人だけがコンサートツアーに出掛けることができます。
日本は今景気が悪いと言われています。格差社会だとも言われています。しかし、ウガンダの格差、貧しさとはかけ離れいています。貧しくても土を掘って食べ物を探す子どもはそういないでしょう。捨てられた赤ちゃんがトイレや道にゴロゴロはしていないでしょう。戦争に借り出され人殺しを強要させられる子どももいないでしょう。
色々な面で切羽詰っている危機はあまりない気がします。「生活が大変」のレベルの違い。日頃つい言ってしまう「やりくりが大変!」「うちはビンボーやで!」は、本当の貧しさを知らないことと、感謝を持てないことからきているのだと思いました。
また、子育てが大変!!というのもぜいたくな環境です。子どもを抱っこできる時間があるのですから。ウガンダ孤児は抱っこされたことがありません。だから、他人でもお世話してくれる女性は母親ですし、血がつながっていなくても一緒に暮らす8人は兄弟です。そういう人たちが協力して明るく暮らしています。
日本に足りないもの、たくさん考えさせられたコンサートでした。そんな会の子ども通訳をラボっ子がさせていただき、感謝でいっぱいです。たーーーくさんのお年よりもいました。若いカップルもいました。小さい子を連れた親子もいました。前列は障害者の方の席で、たくさんの障害を持った子ども達もいました。会場を見ているだけでも、自分の知らなかったことばかりでした。
すべて丸々ボランティアとわかったのは、子ども通訳のさよが着ていたWatotoTシャツが、いただいたものでなく買い取りor返却だと聞いたからです。これぞ本当にボランティアです。実行委員長を務めていらっしゃったラボっ子OGの浅野洋子さん、本当におつかれさまでした。ありがとうございました。
喜びと若さを体いっぱいに表現していた子ども達、まっすぐでキラキラした目、お腹から出る美しく力強い歌声を思い出しながら、優しく暮らして生きたいです。
|
|
|
<< 前の日記 |
次の日記 >>
|
|
|
|