『ルート66をゆくーアメリカの「保守」を訪ねて 』を読む2010/08/16の日記 |
08月16日 (月) |
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『ルート66をゆくーアメリカの「保守」を訪ねて』 (新潮新書)
著者は松尾理也 まつおみちや 産經新聞外信部記者 1965年生まれ
2005年産經新聞連載記事に加筆
2006年出版された
目次
1 ハートランドとは何か=イリノイ州シカゴ
2 心のすきま埋める教会=ミズーリ州セントルイス
3 ひろがる進化論論争=カンザス州ガレーナ
4 最前線担う市民兵=オクラホマ州オクラホマシティー
5 草の根保守の群像=オクラホマ州オクラホマシティー
6 ノスタルジック・ルート=ニューメキシコ州アルバカーキ
7 燃える国境線=アリゾナ州ダグラス
この章は不法入獄問題を扱っている
8 「アメリカ」の争奪戦=テキサス州アマリロ
旅行記ではなく
2004年の大統領選でブッシュ支持に回った内陸部のレポート
ブッシュ レッドステート 選挙人286
ケリー ブルーステイト 選挙人252
懐かしいテレビドラマ『ルート66』を思い出して手に取った本であるが
アメリカの「保守」を訪ねてをタイトルにして
副題をルート66をゆくにしたほうが良い内容であった
元は新聞連載の記事なので深い系統的な調査や分析はないが
アメリカの草の根の保守の様々な動きをインタビューによって紹介している
メモ
ルート66は【シカゴ】から
イリノイ、ミズーリ、カンザス、オクラホマ、テキサス、
ニューメキシコ、アリゾナ、カルフォルニア各州を経由して
【サクラメント】へ至る2400マイル(3900キロメートル)
1926開通、1984年廃止
アメリカの保守と日本の保守の違い
アメリカの保守にもいろいろある
反エリート、反中央、半ワシントン
悪としての政府、できるだけ小さな政府 減税
進化論への反対
中絶問題、同性婚反対、家族の価値の回復
公教育での祈りの復活
ポルノ追放
「保守は伝統的に孤立主義なんだが、ブッシュは違うだろう
よその国に勝手に首を突っ込んで混乱させる必要なんてない」
「ブッシュは外交、財政を見れば大きな政府主義者だ 保守ではない
リベラルすぎる」
「レーガンは一貫して小さな政府を目指した 信頼できる人間だった」
こんな言葉が草の根の保守によって語られている
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ewqSWZ5jl72さん (2013年06月28日 13時54分)
Created the greatest artsclei, you have.
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