マネのシンポジウムに参加してきました
朝10時から18時過ぎまで、力のこもったレポーターの発表と
レポーター、会場を交えての討論があり
マネの持つ様々な顔がよりはっきりと見えてきました
参加できて良かった
メモより
マネの絵のほとんど、8割は人物画である
マネの古典的絵画への素養、そして近代的な部分
ベラスケスへの共感
マネの時代は写真が登場し普及しはじめている
写真の時代にあって、絵の自立性とは何か
マネの時代に普仏戦争があり、パリ・コンミューンがあり
オスマン男爵による、パリ大改造が実行された
パリ中を情熱的に歩き回るマネ
人間、生活を愛していたパリはモニュメントは描いていない
ブルジョワジーも労働者も同席するようなミュージックホール、サーカス
カフェなどの空間
ボードレール、マラルメ、ゾラ、ドガなど芸術家との交流
マネの「なま」「現存性」「手の切れるような新鮮さ」「知覚体験」
色彩や形態への喜びが抑制されているクールさ、ダンディ
ストーリーを語らず見るものにゆだねている
説明しない美学
●「エドゥアール・マネ再考-都市の中の芸術家-」
日時:6月27日(日) 10:00~18:00(予定)
場所:丸ビルホール(東京都千代田区丸の内2-4-1 丸ビル7階)
使用言語:日本語/フランス語(同時通訳付き)
入場無料、事前予約制
定員:250名
登壇者:
ジュリエット・ウィルソン=バロー(美術史家・インディペンデントキュレーター)/
カロリーヌ・マチュー(オルセー美術館主任学芸員)/長谷川祐子(東京都現代美術館チーフキュレーター)/
三浦篤(東京大学教授)/高橋明也(三菱一号館美術館館長)
タイムテーブル
第1部(10:00-11:50)
■高橋明也(三菱一号館美術館館長)
「空間と人物-マネの造形文法を巡って」
■カロリーヌ・マチュー(オルセー美術館主任学芸員)
「マネの時代におけるオスマンのパリ」
第2部(13:30-16:30)
■ジュリエット・ウィルソン=バロー(美術史家)
「マネの《パリ生活情景》-アトリエからアトリエへ」
■三浦篤(東京大学教授・UTCP)
「《フォリー・ベルジェールのバー》再考」
■長谷川祐子(東京都現代美術館チーフキュレーター)
「マネと現代アート」
第3部(16:30-18:00)
■全体討議
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