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将来の言語センスの土台 |
06月10日 (木) |
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私がラボをしている保育園で、昨日体験参加がありました。こんな時に
は子ども達もがぜん張り切るもので、いつもの元気に加え益々ノリノ
リ。2歳から6歳までの保育園児クラスは「じゅげむ」を唱えておどっ
ています。これが大好きでCDの声が「じゅげむ」と言い出したらみんな
一斉に(それまでひっくり返ったり、遊んだりしていた子も)構えの姿
勢。それからみんな大きな声で「じゅげむ じゅげむ ごこうのすりき
り ・・・」と続くのです。
内田伸子氏(お茶ノ水女子大学大学院教授、学術博士)によると「ドイツの子どもはミュンハウゼンなど、おなじみの主人公の話しを読み聞かせられたり暗唱したりして、話しのテンポやリズムを身体に刻み付けるようにして過ごす。イギリスでも、マザーグースのような童謡でたくさん遊んだ子どものほうが語彙も豊かで、文学の学習も大変スムーズだというデータがあります。日本語だってそうです。日本語には豊かなオノマトペ(擬声語、擬態語)があります。しとしと、ざあざあ、ぽつぽつ、という雨の降り方、家の中でしゅんしゅん、お湯が煮えたぎっていたり、そういうものを幼児期に物語や絵本を通してたくさん語り聞かされる、自分も口で言う、という体験は将来の日本語のセンスの土台になっていくでしょう。リズミカルな美しいことばとすばらしい絵本をたくさん読み聞かせてやってほしい。」(母語の土台と英語教育ーラボことばの宇宙付録通巻61号ーより)
まさに今、内田教授の言われていることをラボで実践している子ども達
は、将来の言語センスの土台となっていると確信しています。
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