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街の歩きやすさ、町並みの景観の保持について 2010/05/17の日記 |
05月17日 (月) |
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ほとんど毎日利用する道ぞい、
吉祥寺本町4丁目に新しいマンションができました
デザイナーによる設計、彫刻家による飾り付けだそうです
賃貸マンションMaison AO AOの広告ページ
http://www.housemate-navi.jp/select/kichijoji/index.html
Maison AO AO(青々荘)/青木淳
http://blogs.yahoo.co.jp/wattojunkyard/folder/876104.html?m=lc
毎日前を通る身にとっては
道路ぎりぎりまで迫ってくる建て方に違和感があります
吉祥寺の道は全体に歩きやすい空間ができています
それは生け垣などで、道路から建物までやわらかな距離があったり
建物が閉鎖的でなく、
入り口が大きく、中がよく見える開放的な店が多いためです
道のまわりの空間の「透明度が高い」というそうです
transparency ー透けて見える
透けて見える街路といってもいいです
歩きやすい街路、待ち歩きの楽しい道は皆この透明度が高いのです
残念ながらこの建物はそれを壊しています
中庭を広くとっているとのことですが
そこに入るには鍵のかかる鉄格子の扉があってはいれません
通るたびに外観に圧迫感を感じていました
今日、気が付いたのですが、
窓の少なさや壁面全てが
コンクリート、レンガ風飾り付け、金属のフレームで覆われていることから
精神病棟、隔離病棟といったイメージが浮かびました
刑務所のようといって良いかもしれません
泡のような壁面彫刻がかえってその閉鎖空間を強調している
ともいえます
う~ん
ほめてるブログもありました
デザイナーズハウス『メゾン アオアオ』に潜入!
http://webdacapo.magazineworld.jp/column/23126/
みなさんはどう思われますか
追記
賃貸料も高いように思います
デザイン料分かな
中から見ても閉鎖的なんですね
その方がいいという人もいるのでしょうが
豊かな空間とはとても言えない
中庭はのぞいただけですが、植栽もぱっとしない
追記2
ずいぶん前のことですが函館坂の上の教会がたくさんあるところ
ハリストス正教会、カソリック教会、プロテスタント教会のある
歴史地区であり、歩いて楽しい、すばらしいところに
大きなマンションが建つことになりました
確か大京マンションだったと思います
さすがに反対の声がわき起こり、幸い市が土地を買うことになって
計画が取り止めになりました
函館の景観がかろうじて守られたわけです
あのマンションができていたら景観は台無しでした
もし建ったとしてそこを買う人は函館の景観を愛する人であるのかどうか
本人はたとえそう思っても
買った時点で、景観破壊者であるという責任は免れることができないと思いました
建物は景観をも含めた環境とともに生きてゆくのですから・・・・・
景観を壊す建物の建設は慎重であるべきです
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