幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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小学校英語 05月17日 (月)
 来年度より公立小学校の5,6年生を対象に、年間35時間(およそ週に一コマ)、外国語活動が必修化されます。去年、今年の2年間は移行期間ですが、ほとんどの学校でスタートしているのが現状です。

 ①教科書はなく、教材として文部科学省から「英語ノート」というカラフルな冊子が一人ひとりに配布される
 ②教科として扱われないので、英語の教員免許が不要(担任が行う)、成績表の評価はない
 ③音源(授業で使われる英語などの音)は、教員だけが持つ

さて、今日の研修会では、実際この「英語ノート」という教材が使われ、テューターの私達は、模擬授業を体験しました。

 前の白いスクリーンには、先生が使用する「英語ノート」が映し出されます。パソコンをクリックすると、先生が使うスクリーン上の教材のページがめくられ、音源が出たり(つまり英語が聞こえたり)、絵が飛び出します。これを使うかどうかは、学校の設備にも左右されるでしょう。
 内容は、世界の挨拶に始まり、数、自己紹介、食事、アルファベット、などなど入門的なものです。2年間の締めくくり、中学英語に突入する直前の小6・3学期の授業内容は、「おおきなかぶ」の物語や、さまざまな職業で締めくくられています。

 さて、この模擬授業を受けた感想を、率直に書きます。

☆もし私が英語に出会うのがはじめての小学生だったら・・↓

英語って楽しいかも・・・?他の授業の教科書よりカラフルで面白い。他の授業は、先生の話を聞いてノートを写さないといけないし、テストもある。ドリルの宿題もいっぱい出る。でも、英語は、テストもないし、授業中も教科書でなくてスクリーンをみんなで見て面白いし、音にあわせて声を出せるし、なんだか楽しい。英語っていいな。

こんな感じでしょうか・・・?トライアルとしてはいいのではないでしょうか?しかし、中学になり、覚えることばかり。テストはあるし、いきなり文法ばかりの内容に突入するので、その時せっかく英語を好きになった小学生時代の気持ちが続くかどうかは・・・疑問です。
 
☆もし私が物語の英語に触れ、体で英語を楽しんだラボっ子として育ってきた小学生だったら・・↓

 なんだか先生が流してくれる英語がわかるぞ。今までラボでたくさんCDライブラリを聞いてきたことばが、いろいろなところに出てくるぞ!私って結構英語できるのかも?
でも、ラボのCDと違って声のトーンが同じで起伏のない英語に聞こえるな。なんでだろ?
「SevenSTEPS」の歌も、椅子に座って飛び出す絵の教科書を見るより、実際みんなと手をつないで歌って動きたいな。「かぶ」のお話も聞いたり、スクリーンに向かってみんなそろって言うより、体を使って動いて、役の英語を言ってみたいな。それに、何でかぶのお話なのに、ライオンや象が出るのかな?ずっと座ってスクリーンばかり見ていると、目もシパシパするな。

てな感じです。

今日の研修会でわかったこと。
小学校英語は、一つ覚えたら、次の一つ。というように、他の教科の学校教育でありがちな、ステップ方式を取っていることから抜け切れていません。つまり、英語ということばを小さく切り取って、一つ一つを知識として入れ込みます。また、言わせることをとても重要視しています。
ラボの英語は、とにかくたくさん聞いて、物語の楽しさを感じ、知恵を学びながら、言いたくなることばから個人差を認めながら、たまったことばや言いたいことばが、自然と出るよう待ちます。

つまり、学校英語は部分から全体へ。部分的に一つずつ覚えることを重点においています。ラボの英語は、全体から部分へ。とにかく丸ごと聞き、文法を含め部分的なことは自分で気付くように個人差があり、後に来ます。これは、日本語を赤ちゃんが習得して、やがて大きくなるに連れて、単語が気になったり、日本語の文法を学ぶのと同じ過程です。

 現場ではこのような声もあるとのことです。
・授業をどうやってやればいいのかわからない。
・5,6年生の担任を避けたい。誰を担任にすればいいのだろう。
・英語をやっているのに家で英語を言わないと、保護者から責められる。
・中学の教師からは、全然つながらない、小学校の2年間で何をやってきたんだ?と言われる。

・・などなど、これは、笑い話のようですが、実際の話で、本当にどうすればいいのか困っている先生がほとんどで、それを思うと、お気の毒な限りです。先生次第で、この週に一こまは、どうにでもなるのです。

 また、文部省も財政が苦しいのでしょう。英語ノートの絵や、音源を聞くとその貧弱さがわかります。日本中が平等な教育を受けるというのが前提にあるので、致し方ないかもしれません。
 
改めて、ラボがライブラリ作成に命を注いぎ、一つ一つ丁寧に生み出していること、そして、驚くほど質の高いものが出来あげるわけがわかりました。会員の方の会費を、テレビコマーシャルなどに使わず、ライブラリ制作のために使い、多くの人の才能と思いが結集したものに仕上げていることがわかります。

そんなライブラリが手元にあるのですから、たくさん耳を傾けましょう。ほら、すてきなことば、素晴らしい音楽、絵本。何と、豊かで恵まれた環境で子育てできるのでしょう。感謝です。そして、ラボっ子たちに、そのありがたい環境を、当たり前でなく、親が出会わせてくれた、親が用意してくれた事を伝え、親に対する感謝を教えるのも、テューターの役目だと思いました。
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