『台湾人と日本精神―日本人よ胸をはりなさい 』蔡 焜燦 (著)を読んで
台湾人と日本精神(リップンチェンシン)―日本人よ胸をはりなさい
蔡 焜燦 (著)を読み終えました。
1945年までは日本人として育った台湾の方の著作です。
2002年日本教文社
台湾と日本への思いがあふれている本であり、1945年から台湾を支配した中国人(外省人)による本省人支配を強く批判している本です。
内地の延長政策によって、インフラの整備、産業の育成、教育率のアップなど日本の統治した50年間によって、台湾の現在の発展がある。「戦前の台湾統治で日本が台湾に謝罪する必要はありません。」と明言もされている。
「謝罪すべきはむしろ深い絆を持ちながら世界で一番の親日国家である台湾を見捨てた戦後の外交姿勢です」
日本の統治した50年間を、その中で生きてきた台湾の方がどう見ていたか。
直接聞くことができる貴重な本でした。
日本人に向けて書かれた本なのでとても読みやすい。
強大化する中国の隣にある日本の、これからの今後のアジア外交を考える上でぜひ読んでほしい一冊です。
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