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長男、無事社会人1年生 |
04月22日 (木) |
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晴れて、子育てにひと段落 といった感じの春。
長男、この氷河期に無事に社会人の仲間入り。
まだ、下に2人の寄生息子がいるが、この二人も大学生として一人暮らし。
ラボテューターとして、国分ラボパーティを開設したのも、今思えば、息子がきっかけだった。
ラボを始める前は、個人の英語教室、他の英会話教室の講師としてフル回転で(もちろん、今よりも収入もあり、、、)跳びまわっていた。
結婚して、年子(としご)のそれはそれは元気な男の子に恵まれ、我が家の教育方針として、習い事よりも、自然の中で過ごさせることのほうが大切と考え(本当は、仕事と子育てで、手一杯だっただけ、、、?)
長男、次男それぞれ3歳、4歳のころ、家族でテントを積んで、能登半島の能登島へキャンプに出掛けた時のこと。
長い道中、海の気分に浸りながら、私は『うみのがくたい』を車の中でかけた。まだ若い頃の江守徹のさわやかな語り、今は亡きアラン=ブースの英語、間宮芳生の美しい海の音楽、ラボライブラリーの中の名作中の名作。でも、子供に聞かせるというよりは、自分が好きだから、聴いていた。
途中、大雨と暴風に見舞われたが、キャンプ場に着いた時には、なんとか、嵐も治まり、テントを張るタイミングを見計らっていた。
雨がやみ、晴れてきたころ、長男が、
「飛んでいく雲の間から青い空がちらっとのぞくようになったね~」
と言ったのだ。
空を仰ぐと、本当に青い空の断片がパズルの一片のように、見えた。
私は、はっとした、『うみのがくたい』のお話の、嵐が去り、朝が来たあの空の様子は、こんな風だったのか、、、
嵐が過ぎた場面として単純に聴いていたが、船員の目には、白い雲ではなく、青い空のかけらが見えたのだ。
確かに、英語は、
The men could see the blue sky peeping out from between the flying cloud.
のぞく = peep という単語を使っている、しかも、PEEPしているのは、blue sky が主語となっている
船員ものぞき、青い空のかけら も、船員の方をのぞいているみたいだ。
動く白い雲を見ているのではなく、青い空が覗くように現れたのだ。
そんなことを、瞬時に感じ取って、車でただ流していたこの物語をイメージして、取り込み、そして、ぴったりの場面で、幼い子供の口から、言葉として自然に流れて出たことを目の当たりにして、びっくりした。
私は、何度もこの物語を聞いていたのに、ついぞ、そんな鮮明なイメージを伴った言葉としてとらえていなかったのに、、、
恐るべし幼子、、、
やはり、ラボのCDは、本物だ!!!
確信した。
安易な英語教室や、早期教育とやらに、入れてしまわないで良かった~
こうなったら、収入など問題ではない、自分の子供に、本物の言葉として、心の深い根っこを這わせるような『本物』に出会わせることのほうが、ずっとずっと大切なんだ!!
そう決心し、まづは、子供が入園したての幼稚園で、ラボパーティというものを、開かせてはくれないか、園長先生にお願いに行ったのだ。
当時は、うちの子2人と、中学の同級生がラボッ子で、うらやましかったというお母さんが長男と同い年の子をラボに入れてくれた。
3人でスタート。それから、私の個人の英語教室としてお子さんを通わせていた親御さんにも、ラボパーティという組織に入って、ラボのCDという教材を買っていただくことになるが、切り替えたいとお話した。
去って行かれた生徒さんも半数はいた。
でも、すでに小学高学年になってからラボに切り替えた子たちからは、後で、
「もっと、早くラボに出会っていたかった~!!」
と言われた。
今思えば、長男には、あまりいいテューターではなかった、、、
発表会前には、できないと厳しく覚えさせたり、自由にのびのびしているのを、自分の思い通りにならない苛立ちから、後で、ラボが終わってから、叱ってしまったり、、、
でも、苦しい就職活動を通して、
「やっぱり、ラボで学んだ事は、面接でも活かされたと思うよ。」
と電話で語ってくれた長男。
人間としての土台から作っていく教育
時間も根気も感性も好奇心も 全て養分となる。
そして、何よりも、認め合う仲間が必須
(ああ、ラボの仲間を増やしてあげなければならない時期なのですが、、、)
なにやら、巷では、大手英会話教室G が破綻とのニュースが流れてるが、即効力のあるものは、ブームにも乗るが、波が去る時も早いのか、、、
そう思うと、ラボは、結局のところ、地道にこつこつ広め、知っていただき、理解していただくしか道はないのでしょうね~。何しろ、長男が、そう言ってくれたのに、20年もかかったのですから、、、
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