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イーハトーブで子ども達の心と向き合う |
03月15日 (月) |
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今日は、岩手県葛巻町で廃校を利用した「森と風のがっこう」を町の協力のもと開校した吉成信夫氏の講演を聴く機会に恵まれた。
今日は雨だった。どしゃぶりの中を、宮崎市の中心から車で30分ほどの会場は、昨年3月で廃校になった去川小学校の図書室。
その昔、去川小学校の門前に渡船場があって、旅人は渡し船で関所にたどり着き、ここで改められて薩摩路の旅に着いていたそうである。1872年4月 - かつての関所に児童を集めて授業を実施したのが、この小学校の始まりらしいので、歴史のある小学校である。しかし、過疎化が進み、児童数が激減した。残った10人の児童も多人数教育を望む保護者の要望で、1年前閉校となったのだそうである。
その去川小学校跡を有効に利用する方法を模索している市民団体が、岩手県で廃校を利用して子どもたちの居場所づくりに成功した吉成さんを招聘して、この講演会が実現したのである。
東京でコンサルティング会社の役員として多忙な日々を送っていた吉成信夫さんは、「毎日充実していたが、どこか満たされないものがあった」と、40歳を目前に岩手県へ家族で移住する。賢治のまなざしが感じられる場所を探し、子ども達の心を受け止められる場所を作りたい!と廃校を利用しで学校教育ではない「がっこう」を開校。
講演に先立ち行われたアイスブレークで、参加者は緊張をほぐし、身も心を柔らかくなった。
吉成さんの語りかけは、とても優しく温厚だが、言葉の内に強い意志が感じられた。
吉成信夫氏
上京のついで(?)に新幹線で花巻まで行った経験のあるフェニックスは、宮沢賢治のお話も聴きたかったなぁ~・・。
講演後、名刺交換をさせて頂いた。
廃校、子どもの居場所、ラボ・・・
ニーズを形にできそうな、可能性のヒントを得て、どしゃぶり夜道を帰って来たフェニックスである。(^^)
◎森と風のがっこうHP↓
http://www5d.biglobe.ne.jp/~morikaze/
「森と風のがっこう」のページを覗いてみたら・・
『「森と風のがっこうは、岩手県葛巻町の標高700m、10世帯の集落にある廃校を再利用したエコスクール。 自然エネルギーを取り入れた・循環型の生活スタイルを、身の丈にあったサイズで、体験を通して楽しみながら、まなぶ活動、施設づくりを進めています。』
という一文が目に入った。
「循環型の生活スタイルを、身の丈にあったサイズで、体験を通して楽しみながら、まなぶ活動」
なんか・・、いいなぁ~・・・。
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