|
|
|
|
|
[一覧] << 前の日記 |
次の日記 >>
|
ラボッ子修了式 |
03月08日 (月) |
|
今日、中部支部のラボッ子修了式がありました。
パーティからも修了生1名が参加、そして彼の為に大学1年生と高校1年生のラボッ子が岐阜からラボセンターまで足を運んで一緒に式に参加してくれました。
この修了式を迎えたラボッ子達は在籍10年以上~19年数ヶ月という長い期間在籍している子ばかりです。
20名ほどの修了生一人一人のスピーチからは自己表現をし続けてきた彼らの素の顔を見る事が出来ました。
その中には中高生時代は部活でラボが出来ず大学生からやり始めた子
3回退会して4回入会している子、高校生までテーマ活動が嫌いだった子など
ここまで続けてくることは一筋縄では行かず、山あり谷ありのラボ人生だった事が
伝わってきました。
また、ラボを辞めてもパーティ行事の案内を送り続けたり、手紙を送ってくれたテューターへの思いや、中学時代の多感なときにパーティ中に反抗的な態度を取っていても
温かい言葉をかけてくれたテューターへの気持ち、本当に第二の母としてこの子達を
見守り、我が子のように育て慈しんできたテューターの姿が感じられました。
また、支部の活動にはなかなか出られず、この修了式にも来たくなかったと語った子がいました。自分の居場所があるかどうかとても不安だったのです。しかし、勇気をだしてラボセンターに来てみると多くの事務局の方が自分の事を覚えていてくれてそれが嬉しかったと涙する子もいました。
仲間に支えられ、事務局の方々に支えられ、そしてテューターに見守られながら
今日の日を迎えられたことを誰もが「感謝」という言葉で伝えました。
最後までラボをやり遂げたこの20歳を超えたわかものたちは、型にはまらない
飾らない、心を伝える為の言葉を持っている人たちでした。
まさに「言葉はその人の人格である」というラボが掲げたテーマを
培ってきた人たちです。
「テーマ活動は心の活動だ。テーマ活動の中で生きる事は様々な
疑似体験をして心の充電をするということだ」
と語ったラボッ子がいました。
彼は去年カレッジシップで来てくれた時にこんなメッセージを送ってくれました。
「好きな物語をひとつで良いから見つけて下さい。ひとつ好きな物語が
あるとそこから、自分の物語の世界がぶっわーーーーっと広がって行くから」
そして「僕の好きな物語はかいだんこぞう!!」と無邪気に笑いました。
「テーマ活動は英語を覚えるとか、発表するとか、表現を考えるとか言う事ではなく
物語の中で生きる事だ」という彼の言葉を聞いているうちに涙が流れる。
あの時カレッジシップで見せてくれた「ふるやのもり」は 生きていました。
2歳のプレイルームの子が今でも
「お話何やりたい?」と聞くと「ふるやのもり」と応えます。
その子はあの時見た「ふるやのもり」を原点としてこれから自分の物語世界を紡いで行くのでしょう。ずっとずっとあのときのテーマ活動を記憶の中に持ちながら・・・
「前の世代からもらったラボという土壌を次の世代に残せたかどうかは分かりませんが
僕たちはそういうものを担っていた」と語る修了生。
幼いラボッ子達のお兄さんのようなお父さんのようなまなざしで、パーティを運営していたのですね。
大学4年生までラボを続けることは容易な事ではありません。だからこそ
磨かれ抜いたダイヤモンドのように輝きながら社会に出て行く事が出来るのでしょう。
テューター代表からは
「これまで支えて下さったご両親に今日、感謝の言葉を伝えてほしい」
「ラボで磨いた感性を大切にこれから生きて行く社会で頑張ってほしい」
と激励されました。
自分の人生を振り返るだけで、感動して涙するほどの生き方をいったいどれほどの
若者がしてきているだろう。
振り返るだけで涙が出る感動の人生(しかも20年あまり)
物語を仲間とテーマ活動してきたことは疑似体験をしながら自分の人生を創造してきたのだと思い知らされた修了式でありました。
|
|
|
<< 前の日記 |
次の日記 >>
|
|
|
|