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話すこと、書くこと |
03月07日 (日) |
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週末の夜。「お~、今週もたくさんやることあるぞ~」と思いながら、しばし書類から目を離し、パソコンに向かったところです。
個別ママラボ会も2週間過ぎ、18名のお母さま・おばあちゃまとお話させていただきました。とても貴重な時間です。ステキな子育ての同士と出会えた感謝、そして可能性が一杯の可愛いこどもたちの成長を一緒に見させていただける嬉しさを再確認しています。
様子をお聞きしたり、自分自身も話すことにより明確になってくるものがたくさんあります。ただそれは、ぼーーんやりとしていて、はっきり文字で表せないのだよ~(涙) よくママたちから「ラボの良さを伝えたいけど、ことばにできない」とお聞きする、それに近いものかもしれません。
さて、今年の個別ママラボ会では、「おはなしにっきを描こう」とお願いしています。開設当初は、絵を描いてくるラボっ子がたくさんいました。それがいつしか減り、今では連絡ノート代わりと化しています。私の声かけが足りないのです。大反省です。
もちろん、15年前からこどもたちの環境も大きく変化し、忙しくなっていることもあります。じっと座って机に向かうことは、学校の宿題やドリルをする時間で充分、という子もいるようです。
豊かな時間とは、はたから見ると、一見どうでもいいことのように見えて、実は本人は創造力・想像力を働かして生み出すことをしている時間かもしれません。ノートに向き合って、どうってことない絵や文を書く時間を、どうか作ってくださいね。見えてくるものがあります。
さて、ナナたち幼稚園の年少さんの女の子達は、絵が達者というだけでなく、教えなくても平仮名を書き始め、お手紙交換などしています。先日、男の子のお母さんが「女の子はすごいね~、うちの子なんて、書くどころか読みもしない」と嘆いておりました。男の子だから・・という一言で片付けることもできますが、じっと観察していると見えてくるものがあります。
書こうとしない・文字に興味がまったくない男の子たちは、女の子に比べ、日本語で話すことがまだ完成期に入っていない子がわりといる気がします。少し言葉足らずだったり、話す時つまったり、考えてゆっくり話したり、あまり話をしなかったり。あくまでも気がするという程度ですし、兄弟関係もあるので、なんともいえませんが、そんな気がします。
どの子もやがてはおしゃべり大王になるはずなので、(おしゃべりになるくらい毎日発見をして、話したい伝えたい豊かな気持ちが育ち、話したいと思える絆ができている相手がいると願いながら)何の心配も要らないと思います。それに加え、言語習得の過程を知っていると、日本語の読み書きさえ、安心して待ってあげられると思うのです。比べず、待ってあげてほしいなあ。
ラボの英語習得は、日本語と同じ順序。
こころが踊る物語をたっぷり聞く→思いや言葉がたくさんたまったら、声にしてみる→文字に興味を持ち、物語の絵本のタイトルなどの英語が気になり始める→絵本の文字が書きたくなる。
すばらしい順序だと思います。ラボでは当たり前ですが、巷の英語教室ではありえない順序ですね。これを発見して実践してるラボはすごい!
改めて、ラボが言語習得の過程を大切にしている良さを感じます。
教えたこともなく、むしろ「文字は遅くていいよ~」と、母は真剣に願うのですが、ナナは、平仮名の文を読み、書くスピードもアップしてきました。時々カタカナも混じってきました。別にどうってことありません。日本語を習得の「書く」段階なのです。うーーん、でもまだ書かないで欲しい。絵本を読んであげる時、絵を見ず字を見ることがあるもの。もっとゆっくり行こうよ~。
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