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”ききみみずきん”から |
02月07日 (土) |
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時津グループはききみみずきんに取り組んで5回目。ごんざの優しさや自然と共存していくことの大切さ、私たちも自分が気付かないところで、自然を傷つけているのかもしれない、などなど意見がだされた。
また、例えばどうして親ざるは、ききみみずきんを持っていたんだろう?
どこに、持ってたんだろう?など不思議なこともたくさんある。
昔話には迷信やたたりのような話が多いようだ。といろんなことを考える機会となっている。
きょうは、ききみみずきんは、誰にでも聞こえるの?という問いに・・・
Nちゃん<中3>:誰でもはきこえない、やっぱり動物の気持ちのわかる人にしかきこえないと思う。
Mちゃん<高1>:誰でもきこえると思う。でも聞いたあとどう行動するか は、その人次第、人によって良くも悪くもなる。
Nちゃん:良いことをしても、それに恩をきせる人もいるし、
テユーター:しかもずきんは、汚かったんだよね?
Sちゃん<小4>:汚くても、せっかくもらったずきんをかぶったのは、ごんざの優しさだと思う。」そのずきんをかぶるとかぶらないとでは、そのあとが全然ちがってくるよね。
長者どんはお金はあっても、娘の病気が良くならなかった、ごんざは貧乏だったけど幸せになったよね。幸せって物が豊かなこととは違う。いくらお金持ちでも、心が貧しかったら本当に幸せとはいえないと思う。
日本は、物の豊かな中にある。今の日本人に伝えたいお話だ。
ごんざは、貧しい家庭の息子。貧しいからかどうかはわからないが、些細なことにでもすごく感謝する。世界にも貧しい国があり、そこのこどもたちは小さなことにでも”ありがとう”と感謝の意を表す。現代の日本はというと贅沢な生活の中にいて学校にも行けるし、というか 行くのが当たり前という考えを持つ者が多いと思う。そして、感謝の意を素直に表すということが、欠けていると思う。まずしくとも、誰かの力になってあげたいという気持ちがごんざにはある。わなにかかっていたサルはごんざを見てすぐに素直な人だと察知した、言葉は交わしていないが行動を見て、そう思ったんだと思う。ききみみずきんは動物を助けるお話。小さい頃に聞けば、 きっと人間と共存している動物を 大切に思う気持ち・心が養えると思う。
物語のもつ教育力とはこういうことなのか、とこどもたちの意見を聞きながら思った。毎回毎回、あらたな発見があって、なかなか楽しいものです。
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