う~ん 厳しいな 山田太一のドラマ『それからの日々』 |
01月31日 (土) |
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山田太一のドラマ『それからの日々』
妻(竹下景子)は離婚を決意している
息子(武田真治)は次々と仕事を変えている
娘(瀬戸朝香)はOL,なにも言わないがどうやら恋愛中・・・・
定年2年前、部長にはなったが、
突然会社を辞めることになった(松本幸四郎)
早速申し込んだコーラスも剣道も通ってすぐ止めてしまう
離れて住んでいる父親(松村達雄)を訪ねる
「今出かけるところなんだ」
「息子が来たんだなにもでかけなくても」
「これでいろいろ忙しいんだ.お前、友だちいないのか」
「忙しすぎて、友だちなんて・・・」
妻の戸惑い、
フラワーデザインの展示会へ向かって忙しい
人柄も生き方も尊敬できる人ができた(永島敏行)
「あなたは自分のことばっかりじゃありませんか」
言われて一生懸命やった掃除
「あなたは形ばかり、もう一度やり直さなくちゃならないわ」
食事
「どうしてできるのを待ってるの?あなたは一日うちにいるんでしょ。
私は展示会が近くて忙しいの。ちょっとでも時間がもったいないのよ。」
と・・・正しいことを厳しく言う
そして父親に妻が「離婚しようと思っている」と言っていたことを聞いてしまう
父親「急に首になったんで言いそびれたんだろう」
どうなることかと息子と娘
「いったい俺が何をしたと言うんだ。ずうっと働いて金を運んだ。
女をつくったか?そんなことしてない。
暴力をふるったか?そんなことしてない。」といいながら
むなしい思いが突き上げてくる・・・・
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Re:う~ん 厳しいな 山田太一のドラマ『それからの日々』(01月31日)
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ぼっくりさん (2004年02月06日 00時49分)
新聞のテレビ欄に紹介があって、急遽録画して、みました。
家族の”再生”と書いてあったので、どう話が展開するのかと思って。
み終わって、「う~~~ん、・・・」と考えました。
誰の立場に立ってみるか、でしょうか。
アスベルさんが「厳しいな」と思われたのは、夫の立場から・・・です
よね。
でも、お父さん(松本幸四郎)は、思ってもいなかった事態(職を失
う)になった事で、家族との絆を再生できたのですよね。
あと2年、予定通り会社にいて定年を迎えていたら、奥さんも出ていっ
てしまったでしょうし・・・
あんな風に、家事を続けたり(子供達には、お母さんに”合わせる”事
ない、いままでのままでいればいいんだよ、などと言われても)、自分
から、子供ふたりにもうんと近づいて行ったり(押しつけがましくな
く、引くところは引いて・・・)、と自ら一歩も二歩も静かに積極的
に、家族へ関わろうとした所が、すごいと思いました。
おじいさんの存在、そして実の息子に対する接し方やアドバイスもかな
りキーポイントになっていたと見えました。
夫婦、親子、コミュニケーションが相互であること・・・
生活パターンなどの事情で、物理的には色々離れていても、心理的には
つながっている・・・そういう事は、結構難しい事なのでしょうか。
私はまだ、自分’たち’の家族も、スタートしたばかりなので・・・
このドラマの子供達は、一見親からみたら心配のタネになりそうな事を
していそうでしたが、心の根っこでは、’自分は自分の人生を考えて生
きる’という力があって、暴走せず、家族間のよい間がある様に見えま
した。私の感想でした。
家族間コミュニケーション。
あのドラマは、どのくらい、共感、反響など、あったのでしょう。
知りたい気がします。
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Re:Re:う~ん 厳しいな 山田太一のドラマ『それからの日々』(01月31日)
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アスベルさん (2004年02月06日 09時50分)
見てくださった方がいらしてとてもうれしいです
山田太一はずっと家族のことを取り上げてきて、いろいろ考えさせられます
いままでかなりの作品を見てきました
今回のドラマは、家族構成として、
ちょうど私の家族似たような年代設定でしたので身につまされました
離婚しようと決めた妻のことをどれだけ深く受けとめられたのか
まだこれからというところで終わっていましたが
ちょっとほっとする終わり方でした・・・
またゆっくり書きます・・・
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