幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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発表の最中に言わなくちゃいけなかった! 12月11日 (金)
12/5地区の発表会での「ピーターパン、海賊船上の決闘」はキディさんから高校生の全員が「楽しかった~! やった~!!」と感じておわってくれたようだ。
「ここが船ってわけだね。」
「ひっろい~~!!!」
「ねえ、舞台の裏は通りぬけられるの?」
など、大きな舞台では始めての発表のキディさんと小学低学年。

「舞台の壇上から海に落ちたい」と言っていた海賊スターキーのH(中3)がフックのS(中1)に鉄の鉤(Hook)を突きつけられて、
”C-c-c-c-capten! N-n-n-nooo! No, Captain, d-d-d-don't!"とうまく
落ちていった。
、つぎなる「ボッシャ~~~~ン!!!」の効果音もタイミングよく
決まったぞ! これはテューターの役目、よかった~!!ここ一番で
ボッシャ~~ンがちゃんと出て。
タイミング失敗しようものなら、子どもたち全員の鋭い目線が、間違いなくテューターの上に注がれるはず・・・どきっ!
ワニ役のK(4歳)が意を決してママの元を離れて舞台に上がっては、すぐ降りてきてしまう。。。を2~3回繰り返し。 同じくワニ役の
K(小1)がちゃんと忘れずに4歳のKを迎えにやってくる、そして
舞台の下でフックS船長が落ちてくるのを嬉々として待ち受ける。。。
何とも嬉しそうに、そしておいしそうにフックをむしゃむしゃやっている! いいぞ、いいぞ!!

なんとかテューターの音楽CD操作の失敗もなく(ドキドキ)後半に、
「こどもたちはものかげからバラバラバラとおどりでました・・・」ここは年中のYのひとりナレーション。 自分のペースで、しっかりと
語っている。 はじけたように剣を片手に飛び出るロストボーイたち、次々に海賊は倒れて・・・
「Four! Five! Six! Seven! よっつ!いつつ!むっつ!ななつ!」
スライトリー(S,年中)が次々倒れていく海賊の数を数える声が入るところ、が、あれれ、、、?
そして次、「スライトリー、そのカンテラをこっちへ振ってくれ!」
とトゥートルズのK(小1)が言いたい、が、その相手のスライトリーは立ちつくし目には涙があふれそう・・・

あとから聞いたところによると、スライトリー(年中)は初めての舞台の上で、おはなしの最初のナレーションはY(小4)と一緒に英語/日本語でしっかり大きな声で頑張ったのに、Sがはじけ飛ばされんばかりの激しい戦いのドタバタとテンポの速い音楽のなか(ただでさえこの音楽に合わせてピッタリのタイミングで言葉を入れるのは、劇団の人だってむずかしいよ、、、)うっかり言うタイミングを逃してしまったらしい。

スライトリーがおうちに帰ってからママに話したところによると、
せりふが飛んでしまったとき、『誰かから何か言われた』と言っていた。 そしてせりふを言えなかったことがショックで(?)舞台袖の幕の中に入って思わず涙してしまったスライトリーの様子をうかがいに、海賊たち(小6、小4)、ロストボーイたち(小4のM、H)が入れ替わり立代わり何となくスライトリーのそばまで来ていた、らしい。
それもスポットライトの下、大勢の(実際にはそれほど多くはなかったが。。《笑》)人前での発表中、海賊やらロストボーイをやりながら。その間ピーターパンの物語はバックに流れる音楽と共にどんどん進んでいたのだ。

スライトリー(S、年中)のママ曰く、
「ラボの縦長(年齢)の活動のよさですね。。。お兄ちゃん、お姉ちゃんがSのことを気にして発表中なのに様子見に来てくれて。 初めSがせりふが飛んじゃった時『強い調子で言われちゃった』、と本人が言っていたのはYくんの『出番だぞ!!!』っていう言葉だったんです。 発表会から3日も経ってからSが話してくれたんです。」

言葉は人を傷つけることがある、、、特に激しい調子だったり、感情が高ぶったときの言葉は相手をびっくりさせたり、威圧したり。
でも、言わなくちゃならない時もある。 強い調子になってしまう時もあるだろうね。
Y(小4)の言った「出番だぞ!!!」はSに気付かせてやりたいというYのお兄ちゃん心から、そして発表中である、というYなりに緊張している”本番”だったからこその本気モードだったんだね。
言わなくてはならない状況(心情)だから口をついて出た言葉。。。は生き物といえるかも。
生きた言葉がいっぱい詰まった物語。

さて、この「ピーターパン第4話、海賊船上の決闘」のフックの、ピーターのそしてウェンディやマイケルの言葉、それを英語・日本語で頑張って言えるように頑張ってきたラボっ子たち。
何度も何度もCDを聞いて、役のイメージをあーでもない、こーでもない、と皆で話したり、絵に描いたりしてきた。
それぞれの役になりきって、その思い、気持ちを言葉に乗せながら動く(表現する)時、彼らはその言葉を”本物”にしてしまうのだろうか。絵空事ではなく自分自身に起こっている事実として。

みんなで力を合わせた30分の発表の中に、子どもたちひとりひとりに様々なドラマがあったのだろう。 
本番でスゴイ力を出してしまう、そして土壇場でとっさに考えて何とか臨機応変に対応してしまう君たち、にはいつも驚かされるよ!!

「ピーターパン」はラボっ子たちにたくさんの贈り物をくれたようだ。
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