|
|
|
|
|
[一覧] << 前の日記 |
次の日記 >>
|
秋・夏を振り返るー忘れたくない夏の思い出 |
09月24日 (木) |
|
「動」の夏
深く沈む間もなく、夏が終わり、早、秋
干支が、亥 のせいか、動きだすと 思考が止まるらしい。
よく、男の子に、
これをしたら、次にどうなるか、よく考えて行動しなさい、
な~んて、注意をしているが、他人を注意しながら自分に一番言っている言葉、、、
6月から手帳を見ると、
★地区リーダー合宿in 島田(担当)
★支部テーマ活動大会エントリー決定
★ホワイトホース掛川公演誘致お手伝い(掛川市主催)
★地区夏合宿in焼津 実行委員会
★父母会
★パーティ夏の発表会
★地区国際交流参加者壮行会
★サマーキャンプ
★パーティ幼児お泊り会
★パーティスクランブル活動
★ホワイトホース浜松公演準備&公演実施
★地区合宿in焼津
★パーティ合宿in三ケ日(9/22~23)
この間に、ラボハウス瑕疵事件裁判やら、長男の就職の心配やら、二男の肺気胸手術やら、3男の留学先からの帰国受験のフォローやら、
両親の喜寿のお祝い、もろもろの雑多な問題を日割り、時間割りで、いなしつつ、こなしつつ、
本も読みたい、映画も観たい、、、おっと、夫の相手も、、
ラボテューターは、マルチかつ、多面体でいなければならない、
の言葉を残して、ラボを去られた Mr.M氏の言葉を脳裏に思い出しつつ、
忙しく動いていると、必ず新しい出会いと、新たな発見と感動、そして反省があるもので、それをエネルギーに換え、夏をぶっ飛ばしつづけ、遠州灘から房総半島まで、暴走し続けた感じ。
HPのアップも、アップっぷ状態で、
でも、載せたい優先順位から少しずつ、思いだしながら時間差で、記していきたい。
どうしても忘れてしまいたくないこと。
それは、5歳のKっちゃんのこと。
今年の1月に白血病とわかり、即入院した時、Kっちゃんは、4歳。
小児白血病。
そして、夏のはじめに、治療を終え、無事に退院できた。
書いてしまえば2行で終わってしまう、報告だが、親御さん、他のラボっ子、ラボっ子父母、もちろん、私も、、、祈り続けた7ヶ月間だった。
そして、退院を待ってのお父さんの転勤辞令が出ていたため、退院と同時に、浜松を去って行ってしまった。。。。
でも、お母さんが、お手紙を残してくれた。
お母さんの許可を得て、一部、載せたい
========前略===========
入院中の抗がん剤を使った治療はつらく、薬の副作用で髪は抜け、嘔吐を何度も繰り返すうち喉の粘膜が切れてしまい、口には血がにじみました。
無菌に近い状態の病室には、持ち込めるものは、制約がありましたが、
CDは消毒ができるので、ラボライブラリーを病室においてありました。
ベッドの上から動くことができず目を閉じていても楽しめるラボライブラリーは本当に重宝しました。
無機質な病室にいて、CDのスイッチを入れたとたん、カミナリタウンをドライブし、ロージーちゃんと花火になり、大きなクマに追いかけられながら何度も川を渡っていました。
日課として行っていたことでしたが、苦痛と不安から、息子と私の心を解放してくれました。
入院前と同じことがきている安心感も大きく、おかげで負のストレスに負けずに入院生活をおくれたと思います。
治療を進めるにあたって、病院からのカウンセリングもあり、大人の場当たり的なごまかしや口先の言い聞かせは禁物で、本人の自覚と病気に立ち向かう意思が必要だと感じました。
親からの説明を静かに聞いた後、病気である事実を受けとめ、病気と闘っていこうと、たった5歳の子供が自分の心と向け合っているその姿に、子どもの内なる世界の可能性をとても強く感じました。
物語の世界を通じて喜怒哀楽を体感し、心の旅ができるラボ教育と、それを言葉と体を使って表現するラボの教室での活動が、内なる自分と対話し行動しようとする子供の心の世界を、とても(大いに!!)成長させてくれているのではないかと感じるのでした。
また、今後も続く長い闘病を乗り越えるには、彼の中の内なる世界の広がりがきっと支えになると思っています。
============後略===========
Kっちゃんの退院と急なお引越しに合わせて、
退院祝いの発表会をやったが、
Kっちゃんの笑顔が、一番光っていた。
ーずっと、病院で、ラボのCDを、聴いていたんだってね~?
何が一番、好きだった?
ーえっと、、、ぜ~んぶ、ぜ~んぶ。
お母さんの話では、一番苦しかった時は、ロージーちゃんの花火の場面だけを、何度も何度もかけて!!
とせがんだそう。
弱気な時は、楽しい系、(かみなりちゃん)
少し元気な時は、勇気ある系(がらがらどん)
頑張った後には、癒し系(フレデリックとか)
自分で、それは 今は聴きたくない、○○をかけて、とかリクエストしたそう。
Kっちゃんは、年少さん3歳の時にラボに入って、たった1年半くらいだったけれど、毎回、物語の世界に入り込んで、とても純粋に自然体で、楽しんでいた。
こんなにも子供の心の中に、土に水が沁みこんでいくように、心の栄養、そして心の筋肉になっていくものかと、
お母さんのお手紙を拝見して、改めて感じた。
励ましていたはずの、私たちが、反対にとても勇気と、時間の大切さを教わったのであった。
まずは、夏の報告第一弾。忘れたくない夏の思い出。
|
|
|
<< 前の日記 |
次の日記 >>
|
|
|
|