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報告会で言えないこと 09月07日 (月)
9月6日 日曜日。 地区での国際交流報告会が行われた。

今年の北米・NZ・韓国 交流に参加したメンバーと、受け入れをした
家族からの報告を一挙に聞ける会だ。


あらかじめ用意した写真が上手に編集されて、
ひとりひとりのレポートにあわせて大きくスクリーンに映される。

このあたりは年々進化して、担当される方のこまやかな心遣いが感じられる。
ひとり4分という持ち時間いっぱい、皆思い思いに語った。


ほんの数日前のみんなの心のうちを思い図るなら・・・、

飛行機が成田に近づいたころ、

あっ・・これはまちがいなく日本だ。窓から工業地帯の密集した風景を雲間に見たとたん、

やむなく置きざりにした夏休みのたくさんの課題、それをこれから始業式までのほんの数日で
すべて片付けなければならないという現実に、
まず大きなため息をついたにちがいない。

報告会の準備も急いでやらなくてはならないし。

異国でのホームステイで

肌身に感じてきた価値観のちがい、人の気質の違い、生活の違い、

いろんなものが帰国したとたんスクラップのようにぐしゃりとぺちゃんこにされたような、
そんな憂鬱な気持ちになったかもしれない。


上の子が参加した夏はそうだった。

出発前とおなじような苛立つ問答を親子間でくりかえしたりして、

もう、行ってきてなにもかわってないじゃない~、と、つい思ってしまったりした。


しかし、それは違う。

自分ひとりでじっくり考えたりする時間がきっとあったであろうし、
寝る前に日記に記したことも、いくつもあったと思う。

この日の発表がすばらしくうまくできること、というよりも、

満面の笑みをその場で見せることができるかどうか、ということよりも、

本人の心の中に、報告会で人々の前では言えないけれど、

でもだいじにあたためている思い出のシーンがあるかどうかってこと。

それが大事じゃないかと思う。


娘もそうだ。経験したことをたくさん並べて報告原稿を書いたけれど、
彼女のなかには、いくつか別のストーリーがあるようだ。


それはもしかしたら、一生言わないのかもしれない。

聞きたくても、聞けずじまいかもしれない。

でも、それでいいんだと思う。

まだおとなじゃないんだから。

いちばんの感動。それは、きっと言葉にならないものだから。
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