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やめたい・・ |
06月12日 (金) |
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始めるっていうことは、「やめたい気持ちとの闘いのはじまり」だと、思います。 おとなもそうだし、もちろん、こどもも。
仕事を辞めたい、習い事をやめたい、じぶんではじめたことでも
かならずといっていいほど、そんな時がやってくる。
それはなにかしら「苦しくなっている」ことから逃れたいという気持ちのうえでは同じこと。
なんでもいやなとき、苦しいとき、すぐにそこから立ち去ればいいのか。
それで済んでしまうのか。
自分もそうはできるだけしたくないし、子供にもそんなふうに生きてほしくない、というのが本音です。
苦しいときにどうその苦しさと向き合うのか、それを学ぶことは大事だとおもうから。
娘が、昨日学校で一日悩んだといって私に打ち明けたこと。
どうしても、もう限界、きょうでおしまいにしたい、という。
4つの習いごとのうちのひとつ。
あまり練習自体好きではないとは知っていた。
でも、一年生から頑張って続けてきた。
亀の歩み・・にも思えたが、「納得いくところまで」続けてほしくて なんとか励ましつつやってきた。
最近難しくなったからかな~?
一番最近はじめた習い事がたのしくなって、もう面倒くさくなったということかな~?
いろいろ聞いてみたが、どれでもない、と言い張る。
もう、とにかくずっと嫌なのを耐えてきて限界が来た、と。
それなら、自分の気持ちを正直に、うそはつかないで
先生に言ってみること。そして、わかってもらいなさい。
・・お母さんがうまく言ってくれるもんだ、とばかり思っていたらしく、彼女は泣きじゃくる。
それはだめ。だって5年も面倒みてもらって、失礼じゃない。
あなたがきちんと自分の思いを伝えなくては。お母さんが出るのはその後よ。 あなたが言い出すまで、このまま続けるのよ。
娘はクラ~イ表情で出かけていった。
その日、いつもまじめで頑張りやの子が目の前で泣き始めた、と先生は大変驚かれたそうだ。
終わるころ迎えに行くと、待っていた娘の表情はとても明るかった。 どうやら、話をしたあと、もう少しやりやすいのに変えてみようね、 ちょっとまだこれは難しかったかな?ということだった。
行きと帰りじゃ天と地ほどの差で、こちらも拍子抜け~。
もうすっかりルンルン気分のようだ。
こどもの本音は、ことばには表れないことのほうが多い。
ほんとの気持ちは、発した言葉のどれでもない、ということも多い。 私たちおとなは、それに気づいてないことがある。
小さい子どもは、とにかく
おとなの質問に攻められ、答えを導かれ、本心でないことを言ってしまうこともよくある。
まただんだん年齢があがってくると、
それはそれで、「べつに・・」「しらない」そんな短いひとことに、 あふれるほどの気持ちをのせて表情も変えずに伝えてくるのだから。
言葉だけをとらえたコミュニケーションでは、
こどもの本当の気持ちには到達できなかったりする。
おとなも、・・・・そうかな。
自分の気持ちに正直になると、ひとって涙がでるんだよね。
娘が言った。
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