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読み聞かせ、200冊! |
06月04日 (木) |
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小学校最後の運動会は、延期された日曜日が突然のどしゃぶりで中断。 そのおかげで二度おいしい運動会となりました。
火曜は晴天に恵まれ、ほんとうに気持ちのいい空の下、最後の晴れ姿を見ることができて、 親としてこの上ない気分を味わいました。
さて、開校以来、初の「読み聞かせ6年間継続」を目指しての活動がはじまりました。 一年生から五年生までの読まれた本を全部記録してあり、それを数えたら、200冊にもなりました。
これらの記録は、イコールこどもたち成長の記録。
なんだか感慨深いものがあります。
その記録をこどもたちに配り、保護者の方々にもごらんいただいて、
何かの参考にしていただくと共に、「最後の一年、もう一度出会いたい本があれば、おしえてください」 と記しておきました。
六年生になると、子供たちから「朝読書で自分たちで読むからいい」という声も上がるのですが、 それはそれ。
先生方も「ぜひおねがいします」とおっしゃって下さるのです。
だからこちらも、いい加減な読み聞かせはできません。
子供たちの反応はとにかくストレートですから。
子供たちの毎日の生活は本当にあわただしく、心の余裕がなく、
本なんて、読みたいけどなかなか時間がない・・という声も聞かれます。 そんな彼らに本との出会いの場を提供できれば、との思いです。
ラボライブラリーも一緒ですが、
読書環境も、「人とモノの環境」両方が成立していることが重要です。 ただ、本棚に本が並べられているだけでは、それらは飾りです。
親が家で本を読んでいない家庭で、「本を読む子」は育ちにくいと言われています。 ひとつの本を仲立ちにして、親子で会話ができたら、そんないいことはないな~と思います。
偏読ではなく、バラエティ豊かな読書が習慣になって育っている子は、 また、そういうおとなのひとは、
見ていてどことなくちがうなあと感じます。
人間味にあふれて、どこかあったかくて、ことばにも深みがあるんです。
「経験と読書の総和」が人間の実力だ、とはある人が言われた有名なことばだそうですが、
たくさん読書よりも楽しいことがあふれているこの世の中。
本を読まなくても生きてはいけるけれど、
読む楽しさを知らないと、とても損な人生だろうと思います。
あと一年、楽しい時間を共有していきたいです。
卒業生の保護者で、「出張読み聞かせ隊」をつくることができたら、 そんな願いも込めて。
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