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まとまらない・・・ |
05月23日 (土) |
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新刊が出るので、ことばの宇宙を読み返したり、先日の研修会で行われた菅啓次郎さんの講演会の様子を思い返したりしているが、あまりにも深く大事な内容で、私では父母のみなさんに伝えきれないという歯がゆさの中にいます。
時間に制限があることがなによりきついです。でも「時間が足りない」という気持ちそのものが現代人の苦しさであり、家電もなく今とは比べ物にならなかった不便な時代の方が、実は精神的に豊かでゆったりとしていたことは確かなようです。
次女が入園し、午前帰りが続いていましたが、二日前にようやく13時帰りになったところで、母親行事も多い幼稚園なので、まだまだ毎日が精一杯。なかなかどっぷりラボにつかることが出来ません。足りるを知るでなく、もっともっとと常に求めている現代人だなあと新刊のテーマも考えながら反省しています。
ラボのライブラリは本当にすごいです。どのライブラリを聴いても、ただ聞くだけではさらりと流れてしまいます。が、一つをとってじっくり聴き、文献や関連書籍を読み始めると、ダダダーーっと世界が広がります。小さいラボっ子は、家庭に流れていて聞いているだけの子も多いですが、じっくり聴けばきっと心に響くものがあるはず。そして、大きくなったとき自主的に、または大きいラボっ子同士の活動を通して、調べてみようという行動に変わることも多いのでしょう。
お話を語り聞かせる技もない現代人だけれど、ライブラリに耳を傾けることで、昔の人が当たり前だった環境をつくることができます。物語でこどもに大切なことを伝えていくことは、古代から続いている大切なこと。ライブラリは、やっぱり宝物で、せっかくあるのだからこどもが側にいるうちは、一緒に耳を傾け、話し合いたいと思います。
ライブラリが本棚に眠っている人、本当にもったいないですよ。こんなに素晴らしい内容ですもの・・・。物語の語りは、形はないけれど、こどもたちには最高の親としての贈り物です。
新刊を通して、そんなことをまず思いました。
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