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支援児たちに会いに・・ |
05月02日 (土) |
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宿泊しているクリグラム・タウンセンターから車で約1時間奥地のチリマリ・ロムナ小学校へ、教育支援を受けて小学校に通っている子ども達に会いに行った。地方になると、道路も決壊したままだったりして、用心しいしい進まなければならない。雨のせいで、小学校入口の道はぬかるんでいて、我々は田んぼの中のあぜ道を歩いて小学校へたどり着いた。遠くから、歩いて来る我々を見つけて、子ども達が集まり、迎えてくれた。見覚えのある顔が白い歯をみせて笑っている。
職員室へ通されたのだが、今日は雨なので、電気のない室内は真っ暗で、何も見えない・・・。子ども達は学年別に教室に入ってもらって、外灯りで贈り物の学用品の仕分けをして、校長先生の案内で、1年生の教室から順番にクラス訪問することにした。
1月に入学したばかりの1年生。文句なしに可愛い!!!
「学校は楽しいですか?」と聞くと、
「は~~い!」と大きな声で返事が返ってきた。
1年生全員60名に、日本の高齢者の方々が作ってくれた「手作りバッグ(通学カバン)」「手作りノート」えんぴつ2本、消しゴム、筆箱をプレゼントした。
1年生から5年生まで、全支援児の写真を撮り、預かってきたお手紙を渡し、みんなにも日本の里親さんに手紙を書いてもらった。
5年生の教室で、参加者の一人Hさんは、悲しさを抑えてみんなにノートと鉛筆を手渡していた。
「やっぱりリピのいない教室は淋しい・・・。」とHさんは呟いた。
Hさんの支援児リピちゃんは、わずか10才で口減らしのため結婚させられたのだ・・。
「リピの元気な姿をひとめ見たい!」というHさんの希望で、リピちゃんの嫁ぎ先を訪ねる予定にしていたが、雨で水が出て行くことができなくなったため今日は断念。滞在中に天気と道路事情で再考することにした。
毎年、雨季に氾濫するブラマプトラ川べりへ行くと、通常この時期には、まだ水量が少ない筈なのに、かなり水が上がって来ていた。今年は洪水の時期が早いかもしれない・・。
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