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渓流のそばでテントを張って・・ |
05月07日 (木) |
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4人用のテントを買ったのが、10年前か。
長女はまだ、あんよができなかったころだ。
地域振興券とかいうもので、OGAWAテントのドーム型のを購入。
はじめてのオートキャンプは、1日目の夕方から土砂降りの雨にたたられ、 屋根つきタープテントは浸水して炭はおこせず、カセットコンロにフライパンをのっけて ソーセージを焼くのが精一杯。
遊ぼう遊ぼうとせがむ長男をなんとかごまかして、汗水ながして建てた テントに身を寄せて、風が木々を揺らすなか、ランタンの下で心細い夜を過ごした。
でも、長女は翌日はじめてキャンプ場で数歩歩いたっけ。
子どもをつれてキャンプに行くつらさだけを味わって帰ったわけだが、 これで懲りたりする私ではなかった。
何を隠そう、YMCAのリーダー時代の血がさわぐ。
それで、あれから何回行ったかな・・。
でもわたしは、考えてみたら雨にたたられなかったことがない。
どうやら名前に反して、雨雲を呼ぶらしい。
ここ数年、持病が悪化するといけないので、テントで寝るのはさすがに控えていた。 でもついに解禁!というか、もう限界。火をおこした~~い!!
ゆったりさせてくれるよね・・・。
そんなお約束で行くことを決めた。
本当にひさびさだ。家族全員で行くのは。
子供たちも、下手な近場の旅行よりも喜んで行く。
テントは子どもらと夫でたちまち完成だし、
タープもやめておくから、あとは火おこしだけだ。
いい具合に乾燥していて、簡単に火がついた。ザンネン。
今回は、火の番も息子に頼んでしまおう。
もうラクチンで、こんな思いをさせてもらったのは初めてだ。
夕食にと買い込んだ肉を炭火で焼いてキムチといっしょにサンチュで巻き それらをしこたま食べたあと、なぜかプロメテウスの火を聴きながら 薪をくべ、12時ごろまでファイヤーを楽しんだ。
渓流のせせらぎをBGMにして眠りに就く。
たしかに、どんなに腰にマットを敷いても完璧な寝心地とはいかない。 でも、この感覚はやっぱり家ではあじわえない。
身体の疲れは、よく眠ってとれるかもしれないが、
眠っても取れないからだの疲れは、心の疲れと一体だから。
夜中にトイレに行きたくて、子供がテントからうまく出れなくて
起こされちゃったりするのだけど、
あとで「あ~あやっぱり寝不足」と思ったりするのだけど、
からだの別の部分が、ちゃんと確かに、スッキリ浄化されてるのがわかる。
明らかに、元気になってる部分がある。
実は、その夜遅くから、また!雨に降られた。
テーブルの上のものをすっかり片付けておいてよかった。
やはり、青天井や夜空を楽しむのは、私にはムリなのか。
朝方、テントにあたる雨音で目が覚めた。
今度こそ、と思ったが、朝食を終えると、やむなく撤収となった。
ああ~~、まただ。
帰宅すると、台風が来てるとわかった。
やっぱりね。
湿ったまんま袋に押し込まれたテント一式が部屋を占拠し、
お天道様に干されるのを、今か今かと待っている。
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