中東文化センターの「ぺルガモンとシルクロード展」
トルコにあるぺルガモン遺跡はドイツのカール・フーマンによって発掘され
アクロポリスの丘にあった神殿大祭壇の見事なレリーフ
(ギリシャ・ヘレニズム芸術の傑作といわれる)は
ベルリンのぺルガモン博物館に展示されている
トルコの遺跡もベルリンのベルガモン博物館も見た事があるが
今回の展示では未公開品もあるとの案内を読んで見に行きました
ペルガモンエーゲ海沿岸にあり、
当時はギリシャ、ローマの文化圏であった事から
大祭壇に描かれた浮き彫りはローマの神々と巨人たちとの闘いを描いている
ペルガモンはアレクサンドロス大王の東征ののちできた
ぺルガモン王国BC281-BC133年の首都として
ヘレニズム文化のもっとも栄えた都市であった
ヘレニズム文化が仏教徒と出会ってガンダーラ仏教美術に結晶し
シルクロードをたどって日本にまで到達した
パキスタンで発見された菩薩像、仏陀立像ともに
2、3世紀につくられたものはアーリア人種の顔立ち、
ギリシャ風の薄い衣の襞が美しいものであった
展示の点数はあまり多くないが、質の高い内容で楽しめた
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