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「自分の感受性くらい」 |
02月20日 (金) |
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忙しさからくる、自分でも始末に負えない感情を、
子どもにぶつけてしまった。
ごめん、フウ。
母は、反省しています。
こんな詩を思い出したよ。
自分に向けて、もう一度唱えます。
自分の感受性くらい
茨木のりこ
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性ぐらい
自分で守れ
ばかものよ
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Re:「自分の感受性くらい」(02月20日)
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カトリーヌさん (2009年02月20日 13時23分)
北日本の大雪のニュースをみて、そうでないこの生活を感謝しなければと思いました。私に言
われているのかと思うくらい、申し訳なく思っています。降り込められているのは、自分だけ
ではない。でも、どうしたら善処解決前進できるのか、考えます。久しぶりに茨城のりこの名
を聞きました。
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Re:「自分の感受性くらい」(02月20日)
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はみさん (2009年02月22日 23時46分)
じ~んときますね。この詩。
何年か前ですが、
言葉が通じれば、友達になれるー韓国語を学んでー
という本を読みました。
まだ韓国語を学ぶ人が非常に少なかったころに経験されたことをもとに
茨木のり子さんと金裕鴻(김유홍/キムユホン)先生の対談をまとめた
ものです。
いまとなっては「あたりまえ」の情報も、
ひとつひとつを自らが獲得された時代のこと、
あらためて知っていろいろ考えさせられました。
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