映画『チェ 39歳別れの手紙』を見た 記入中 2009/01/31の日記 |
01月31日 (土) |
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映画『チェ 39歳別れの手紙』を見た 記入中
スティーブン・ソダーバーグ監督 あわせて4時間25分の映画
『チェ 28歳の革命』は数日前に見た
1955年7月メキシコでのフィデル・カストロとの出会いから
1956年キューバへ 闘争の断片を描写
1959年独裁軍事政権バチスタを打倒、キューバ革命の成功
キューバの代表としておこなった国連での演説
『チェ 39歳別れの手紙』
1965年、37歳になった彼は突如失踪、自身の信念によってキューバを去る
アルゼンチン人のゲバラは、キューバにおける自分の役目は終わったと判断
貧困と搾取に苦しむ国々へ、再び一人のゲリラとなる
ソ連邦の共産主義とは別の社会を目指していた彼がソ連邦を批判
そのことをもってソ連邦からキューバがから非難されているという背景もあった
キューバでの地位を捨て、5人のこどもたちのいる家庭をおいて
「第2、第3のべトナムを!」とコンゴ,ボリビアと革命の現場へ出かけてゆく
カストロへの別れの手紙部分
「君はキューバ革命を守らなければならない。しかし世界中で、僕の小さな力を必要としている所がある。僕たちには別れの時が来たのだ。どうか僕の気持ちをわかって欲しい」
チェ・ゲバラのボリビアでの闘争、
1967年10月8日政府軍による拘束、翌日の処刑までを描く
劇映画なのだがチェ・ゲバラへの尊敬を込めて史実に忠実に記録映画のように造られている
私も映画作品としてではなく、チェ・ゲバラの闘争を思い、記録映画のように見た
ボリビアでの闘争はキューバ人を含めたわずかな仲間ではじめられた
反政府勢力からの支持を得られず(ソ連邦よりの共産党も不支持)
反共宣伝もあり、既に前の革命で土地を手にした農民から支持もえられず
アメリカ軍の指導によるボリビア精鋭部隊に攻撃され
逃げまわる闘いであった
勝利の展望などまったくないような闘いで、同志が死んでゆき、ゲバラも死ぬ
このような映画が今つくられるのは
世界の貧窮や不正が無くならないからであることは間違いないであろうが・・・・
正規軍として軍服を着ての闘いと死
人民の海に紛れ込む都市型ゲリラではなく
森や山での訓練、貧しい山村での出撃型ゲリラ
農民からの食料購入
武器、食料不足、入隊志望者、兵士の脱落、脱走
レジス・ドブレの訪問、軍に拘束・・・・
「もし我々が空想家のようだと言われるならば、
救い難い理想主義者と言われるならば、
出来もしないことを考えていると言われるならば、
何千回でも答えよう、“その通りだ!”と」
「ゲリラの闘争はわれわれに人間最高のレベルに到達する機会を与えるだけでなく、真の人間になる機会も与えてくれる
このいずれにも達しえないと思う者は、
そう申し出て、ここから即刻立ち去るべきだ」(チェ・ゲバラのことば)
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Re:映画『チェ 39歳別れの手紙』を見た 記入中 2009/01/31の日記(01月31日)
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Samiさん (2009年02月02日 19時57分)
見たい、と思っていましたが、
なかなか行けず少し様子がわかってうれしかったです。
がんばって見に行こうかなあ、と思いました。
ありがとうございました。
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Re:Re:映画『チェ 39歳別れの手紙』を見た
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アスベルさん (2009年02月03日 02時21分)
Samiさん
ちょっと大変ですが順番に2本とも見られるといいですよ
YouTubeで関連番組やゲバラの動画がアップされています
ゲバラの写真や映像で人となりがわかります
本人の演説も聞けました
ことばはわからなくても魅力ある人柄が伝わってきました
いろいろ見てから映画に行っても
この映画の場合は知識が邪魔になりません・・・
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Re:映画『チェ 39歳別れの手紙』を見た 記入中 2009/01/31の日記(01月31日)
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dorothyさん (2009年03月05日 05時55分)
私のサイトに来てくださってありがとうございます。
チェの人生・・・深いですね。
映画を見ていないので、これ以上のコメントは
できませんが、インターネットなどで
ゲリラ活動や政治的活動などを知ることが
できました。
安寧な日々を送っている私には想像だにできない
人生で、しかも、その最期の言葉が残っている
ことに、総毛立つ思いです。
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