今日は二つの見学が決まっている
ツアーの時間は決められているので前後は近くを歩く
朝の光がきれいな相国寺を歩く
同志社大学のレンガ建築を見る
11:00京都御所見学 ここもニ回目 前回は2006/3/28
初めてのときの印象は日本の宮殿は
イギリスやフランス、ヨーロッパ各地の宮殿と比べて豪華さがなく
こんなものだったのかと驚いた
今回は簡素に見えるがそこにはそれなりの贅沢があり
雅びやかなものを感じた
平安京は794年
御所は何度も火事で焼けている
960年にはじめて火事にあって以来
焼失、再建を繰り返し、戦乱のため再建されず廃墟となっていた事もある
天明8年(1788)の類焼による再建のとき
幕府は老中松平定信を総奉行とし、考証をもとに平安の古制の復元をした
寛政2年完成
この殿舎も1854年焼失したがほとんどそのまま1855年再建
今日に至っている
御所の近くのカサビアンカで昼食
出町柳まで歩く
下鴨神社長い参道を歩く 小雨
比叡山電車で修学院へ
15:30修学院離宮見学
1655-1656年後水尾上皇によって造営された
徳川幕府による朝廷への締め付けがあり
幕府と宮廷と間の緊張が続いた時代であり
幕府への反発からであろう
後水尾上皇は天皇を突然降りてしまって、上皇となった
後水尾上皇の皇后は徳川秀忠の娘
幕府に押し付けられた結婚であったともいえるが夫婦仲はよかったらしい
比叡山の山裾
16万5000坪(ラボランドは3万坪)の広さの中に山林があり田畑があり
池がある
離宮の中の田畑は棚田のように広がっていて8町歩もある
下の離宮、中の離宮、上の離宮と見てゆく
大きな人造池、浴龍池が上の離宮から眺められる
池を作るため石組で土留めをしてあり、
その石積みを隠すため数十種の常緑樹を混栽してある
その刈り込みが「大刈り込み」である
「大刈り込み」の刈り込みは年2回、
植木職人が潜り込んで半身を出し
自分の周り1mくらいを刈り込んで、
また潜って先にすすんで半身を出すという
繰り返しで刈り込んでゆくとの事 見事な刈り込みだ
修学院離宮と紅葉、黄葉に残照が当たって
大変美しかった
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