長い間念願だった屋久島へ出かけました
以下少しずつ書いてゆきます
屋久島は周囲130km、面積500k㎡、人口10400人
屋久杉は屋根を葺く「平木」(60cm*10cm)として需要があった
島津藩時代には年貢として納められた
屋久杉は成長が遅く、密であり、脂質が多いため屋根を葺くのによい
当時は根から3mほどのやぐらを組んで根から少し離れたところを
斧で切り倒し、その場で細かく割って「平木」にして
さらに火で乾かして軽くし、背負って運び出していた
この切り株が苔で覆われると、水を多量に含み、
さらに日も良く当たるため、種にとって、絶好の温床となり、
芽が出て、根を株に沿って伸ばし二代目杉となる
一代目が腐って中が空洞になり、二代目杉が江戸時代に切り倒された跡の切り株に
三代目杉が育っているという三代目杉もある(これは縄文杉に行くコースの途中にある)
多雨温暖な気候の中、倒木や石だけでなくたっている木にも苔が這い登る
苔におおわれたみどりの森
切り株更新や倒木更新による杉の自然な更新が
宮崎俊の『もののけ姫』の中で描かれたような、
屋久島の森の景観を作りだしている
屋久島は林扶美子の「浮雲」に
「屋久島は月のうち、三十五日は雨といいう位でございますからね」
とあるというくらい、雨の多いところである
高峰秀子主演の映画『浮き雲』は見たが、激しい雨が印象的だった
11月は雨が少ないのでこの時期にした
朝5時過ぎに起き、三鷹を出発
羽田空港を8時に出発、鹿児島空港まで1時間半
鹿児島空港でエアコミューター(プロペラ機)に乗り継ぎ、25分
あいにくの曇り空、霧で着陸できなければ鹿児島に戻るという条件付き飛行だったが、
幸い無事屋久島空港に着陸でき、予約してあったカミヤマレンタカーの
軽自動車を受け取る
メイン道路を南下、昼食を安房の屋久どんでとる
トビウオがたくさんとれる屋久島なので
トビウオのハンバーグ定食を注文
トビウオのすり身と山芋でつくった淡白なハンバーグであった
屋久杉ランドへ 150分コースを歩く
屋久島らしい渓谷と緑の苔に覆われた森をを登ってゆく
くぐりツガ 樹の上に立っていたが後に樹が腐って消失したため
穴があいている
千年杉、
蛇紋杉、
天柱杉、胸高周囲8.2m、樹高33.8m、推定年齢3000年
母子杉、胸高周囲9.0m、樹高31.1m、推定年齢2600年
胸高周囲6.3m、樹高29.5m、推定年齢2600年
三根杉、胸高周囲9.3m、樹高26.1m、推定年齢1100年
仏陀杉、胸高周囲8.1m、樹高19.5m、推定年齢1800年
双子杉、くぐり杉など大きな杉
太いヒメシャラ
ヤクスギランドから車で6km,15分
紀元杉を見る 胸高周囲8.0m、樹高21.5m、推定年齢1800年
歩いていくつかの屋久杉を見た後なので、紀元杉の大きさがよく分かる
今日は安房のグリーンホテルに宿泊
レンタカーはホテルに置いておけば返却となる
部屋は海が眺められる洋室
トビウオの唐揚げや刺身など豪華な夕食だった
明日は縄文杉に会いに行く
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