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文科省ー英語ノート試作版 |
11月08日 (土) |
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11/7付朝日小学生新聞の記事より抜粋
原文はhttp://www.asagaku.com/topnews/sho/top2.html
英語ノート
「英語ノート試作版」でひと足早く授業
小学5、6年生で新しく始まる外国語活動のテキスト「英語ノート」を、2009年春に全国の小学校に配ろうと準備が進められています。この春「試作版」が約600校に配られ、ひと足早く授業が始まっています。
福岡県の明治小で研究発表
まずゲームや歌で親しむ
発音 ― CDや電子黒板を活用
福岡県大牟田市の明治小学校。英語ノートを使った授業の研究発表が行われ、九州の小学校を中心に600人近い先生たちが集まりました。
5年1組は、英語ノートのレッスン「外来語を知ろう」に取り組んでいます。
What do you want?(何がほしい?)、I want pizza.(ピザがほしい)といった表現を、お店の人役とお客さん役に分かれて練習したり、CDに合わせて歌ったり。ピザ、ステーキ、スープなどの外来語が、英語本来の発音とはちがうことを、声に出して確認しました。
授業をすすめるのは、担任の小宮武士先生。先生もCDに合わせて、子どもたちといっしょに大きな声で歌います。発音を確認したいときは、ペンで電子黒板をタッチするだけで音声を再生することができます。
平田純麗さん(5年)は、「ゲームの内容など、先生が一生けんめい考えてくれるから楽しい」。池畑勇哉くん(5年)は「いちばん好きな授業。外国から来た人と実際に話してみたい」と言います。
明治小は、4月から英語ノートをどのように使えばいいか、全学年の先生たちが研究を重ねてきました。大牟田市は1年生から英語に親しむ授業があるので、5、6年生の外国語活動に合わせて、ほかの学年の授業も工夫する必要があるといいます。
外国語活動は、中学、高校と続く英語学習の「初めの一歩」。英語ノートづくりにたずさわった文部科学省の教科調査官、菅正隆さんは「小学校の段階では、英語を話せるようになるところまでは期待していない」と言います。「日本の文化を外国の人々に伝えようという気持ちや、積極的にコミュニケーションをはかろうとする態度を育てることが大切です」
明治小でも、先生たちがゲームの内容などを工夫して、友だち同士でかかわりあう活動を大切にしているといいます。「英語はあまり得意じゃない」と言う小宮先生ですが、発音など自信がない部分は、CDなどの教材でカバーできるといいます。「自信のない先生たちも、子どもたちにとっての発音のモデルではなく、(英語を積極的に話そうという)意欲や態度のモデルになろうと思えばできるのでは」と話していました。
テキスト
新年度には全小学校へ
要望もとに一部を手直し
外国語活動は、年中行事など日本の文化を学ぶことも大切にしています=英語ノートから
全国の小学校で外国語活動がいっせいにスタートするのは、2011年4月。5、6年生で週1コマです。初めて取り組む授業なので先生たちがとまどわないようにと、09年4月にはテキストを配り、準備ができたところから始めてもよいことになりました。教科書とちがい、必ず使わなければならないものではないので、各学校のこれまでの取り組みをふまえて利用し、活用してほしいといいます。
4月に配った試作版を使っている学校からは、「イラストをもう少し現代風に」「CDの英語表現をくり返し入れて」などの要望が届いているそうです。必要な部分はなおして、09年1月ごろから印刷を始め、新学年が始まるまでに全国の小学校に届けます。
電子黒板用のソフトも12月に完成予定。パソコンの画面を黒板に映し、先生が書きこんだり、音声を再生したりすることができ、外国語指導助手の助けがなくても担任の先生が授業を進めやすくなるといいます。でも、07年度の文部科学省の調査では、公立小学校にある電子黒板は7300台。全国2万2000校には行きわたっていない、などの課題もあります。
(上)電子黒板を使った5年生の授業。ペンで書きこんだり、単語の音を再生したり、黒板の上でかんたんにできます
(下)6年生は1日の時間の流れをしめした表に「朝食」「夕食」などの場面のカードをはって、英語の表現を練習=どちらも福岡県大牟田市の明治小で
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