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父 |
10月25日 (土) |
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10/7、バングラデシュから帰って来た足で、そのまま父に会うために入院中の病院を訪れた。9/8に吐血して緊急入院以来、一進一退の容態ではあった。もしかしたら、いつもの時期に訪バしたら、間に合わないかもしれない・・・。先月末、少し容態の落ち着いた父を看て、バングラデシュ行きを例年より少し早めたのだった。
訪バ中はメールで家族と連絡を取り合った。容態は決して良くはなかったが、大正生まれのまっすぐな性格の父は、病床にあっても、決して自分を失うことはなかった。
帰国した7日、父はかなり衰弱していた。空港から直接、病院へ向かった。2週間の間、かなり痩せていたが、体を起こして迎えてくれた。
その日から、できるだけ時間を作って父と過ごした。昔の思い出や、父の父(私にとっては祖父)の偉業を語ってくれた。それから1週間後の13日の夕方、最後の最後まで自分の意志を貫き通して、子どもや孫に見守られながら、静かに91歳の生涯を閉じた。
すばらしい父だった。
うつろに一週間が過ぎた。
父に倣って、
父の背に恥じない人生を送りたい。
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林ライスさん (2008年10月29日 20時30分)
本当にひさしぶりにひろば@ラボに来たら、松崎さんの日記がUPしてあ
るのを見つけ、タイトルが父だったので気になってきました。
ちゃんと待っていてくれてよかったですね。
大切な最期のひとときを過ごせましたね。
悲しいけど、ちゃんと最後の話ができたことは幸せなことだと思いま
す。
人の死は生きる者にどう生きるべきかを考えさせてくれますね。
私も今、アルツハイマーでグループホームに入っている父と
よく思い出話をします。
1週間1週間衰えていくのを見るのも辛いけど、
自分がどんなに愛されて育ったかを確認できて
そして、頻繁に会えるところに住んでいて
幸せだなあと感じるこのごろです。
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フェニックスさん (2008年11月03日 09時21分)
林ライスさん
めっきり秋らしくなって参りました。
先月、甥の結婚式で上京し、東京滞在最終日の8日に、父の吐血・緊急入
院の一報が入りました。年齢的には十分生を享受したとは思いますが、
いつまでも、いつまでも、生きててくれる父のような気がしていまし
た。一度は「天国から追い出されたよ。」と笑いながら話し、本当に回
復するのでは・・・とも思われたのですが、天国から『許可』が出たよ
うで、10月13日に永眠、彼の両親の待つ国へと旅立ちました。
亡くなってから、どんなに父の存在が大きかったのか・・・を実感して
います。
慣れない砂を噛むような3週間が過ぎました。
一時は、落ち込み、臥せっていた母も、気を取り直して頑張る意欲が出
てきました。
これからは、母を看ながら、前を向いて生きていこうと気持ちを新たに
したところです。
書き込み、ありがとうございました。
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