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11歳の岐路・・・バングラデシュの子どもたち |
10月07日 (火) |
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諸事情を加味して、今年は例年より少し早めて9月27日よりバングラデシュを訪問し、本日帰国した。
今年の訪問時は、丁度、ラマダン明けのお祝い時に遭遇し、いろいろなお宅に招かれ、ご馳走攻めの嬉しい悲鳴の連続日だった・・・。
しかし、今回の訪問の一番大きな目的は、現在支援している小学校の最終学年である5年生親子に会って、来年度からの進学希望を聞くことであった。5年間、NGOの小学校へ通い、文字の読み書きや計算を覚え、友達よ遊び、楽しい5年間を過ごした子ども達も、12月で小学校を卒業する。
バングラデシュでの義務教育は小学校まで。その小学校ですら満足にいけない子ども達が多い中、5年間、学ぶことができたという事は彼らにとって大きな宝であることには間違いない。しかし、小学校を出たからと言って、11歳の子ども達に輝く未来が待っている訳ではない。中学校へ行かなければ、男の子はサーバントの下働きやレンガ運び、レンガ砕き、リキシャ引きなどの肉体労働、女の子なら住込み女中見習いや結婚または性的産業への人身売買などに従事しなければならなくなるに違いない。子ども達を保護するという意味でも、せめて、中学校までは行かせてあげたいが・・・。
中学校は義務教育ではないので費用がかさむ。また、そんなに数が多くないのでも通学やドーミトリーなどに余分な費用が発生するかもしれない。引き続き支援してくださるかどうか、支援者の方々との協議が必要である。
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