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公開授業 |
10月16日 (木) |
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小学校の道徳の授業は、
あるときから、年に一度一般に公開されるようになった。
娘のクラスでも、「たいせつなわたし」「たいせつなみんな」
をテーマにこどもが自尊心を実感できるよう授業を展開し、
しめくくりに、家の人からの手紙をこどもが読むという
設定になっていた。そのために、ずいぶんまえに担任から
各家庭へ、子どもへの手紙を用意されるように、との
おしらせがあった。
高学年になって、
急に知ったような口をたたくようになり、
かわいい笑顔が消え、 口を開くと「なにが」「それで?」「べつに・・」
そんな日常なので、おしらせを学校から受け取ったときは戸惑った。
なんだかヤラセっぽい感じがして、それもいやだった。
思春期の子どもじゃないが、
「なんだよ、それ」
と、蹴ってしまいたい気分だった。
ひと月以上の時間があったのに、
一行もあたまに浮かばなくて、そのまま旅に出た。
ほんとうはその時点ですでにタイムアウト。
本番までに間に合わせればいいのだ、
と、のたまうお母さん友達のことばに納得して
あえてギリギリの道を選んだ。
旅の間もなにも進展なく、
忙しい夫にそのようなことは頼めるはずもなく、
結局、もう後がないという日の夜に、
頭をカキカキ便箋二枚をようやく埋めた。
ほんとうは、いろいろごちゃごちゃ考えていたのだ。
よ~し、このわたしの筆の力を持って、
あのナマイキ娘に感動を与えるのだ、と。
しかし、そんなことは策略でなりたつもんじゃない。
現実は、もっと厳しいのだ。
授業当日。
さいごに、先生はみんなへの手紙を配った。
私たちは、子どもの背中からあらゆる思いを汲み取った。
なにが書かれているのかはわからないけど、
突っ伏してしまう子、目の辺りを両手で覆っている子、
わずかに背中をふるわせている子、
文面をみつめたまま動かない子。
それぞれに、手紙のなかの人と対話してる様子がわかった。
家の人から手紙なんてもらう機会がなかったこどもたち。
きっと、うれしかっただろう。
帰ったら、娘から「はい、お返し」と封筒を受け取った。
そういえば、最近もらった手紙は「おかあさん大嫌い」だった。
でも、その日のは違った。
娘への手紙を書いていて、
昨年の夏のホームステイに出かける前の壮行会のために、
当時とんがりまくっていた息子へあてて書いたメッセージを
思い出してしまった。
あのときも、困り果てた。
言いたいことがありすぎて。
でも、手紙を書くという作業が、
ヒートアップする自分の気持ちをすーっとなだめてくれて、
その後どんなに楽になったことか。
とんがってるときが、輝けるときだよ・・と
と今なら思える。
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Re:公開授業(10月16日)
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マーシャ嬢さん (2008年10月18日 14時21分)
はみさんこんにちは!お元気そうで何より。
親子って改めてそういう機会を与えられないと手紙なんて出し合わないか
も・・・。
手紙で伝えるって結構いいかもしれないですね。
きっとはみさんの思い、伝わったのですね^^
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Re:Re:公開授業(10月16日)
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はみさん (2008年10月19日 12時30分)
マーシャ嬢さん、こんにちは。
先週はバーバヤガーをやってみたのですが、
思い出していました。前期TSのいろいろのこと。
じつのところ、ブルーな日々が続いてました。
ライブラリー聴くのがしんどいくらい。
子どももおなじだろうと思いますが、
そんなときもあれば、
逆にライブラリーに元気をもらえることも。
わたしにも、賢いねずみさんとの出会いがあれば・・!
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