月曜日の午後
http://www.asahi.com/picasso/、六本木のピカソ展へ行ってきました
アマデウスさんも月曜の午後だったらしい
パリの国立ピカソ美術館が改装するため、実現できた世界巡回展の一環
二つの展覧会で230点の作品を見る事ができる
国立新美術館 2時から4時頃まで
展覧会名 巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡
サントリー美術館 4時頃から5時頃まで
展覧会名 巨匠ピカソ 魂のポートレート
ピカソの作品のなかで、私が理解できない作品は、実のところたくさんある
足早に通り過ぎる作品がある
しばらく見ていても何も感じない
ところが素晴らしい、面白いと心から感嘆する作品が少なからずある
長い時間見ていても、そのデッサン、構成、その色彩に
飽きない絵がたくさんある
青の時代といわれる初期の頃からこの画家はすでに卓越した技量を持っていて
いわば完成された画家であった
その彼が自己破壊と再構成を繰り返す、様々な試みを積み重ね、
91歳の死に至るまで、日記のように毎日絵を描き続けた
その歩みを追いかけきれず、彼の感じた手応えを、感じ取れない
だが時々天啓のように、私の微々たる波長でも答えてくれる作品があるのだ
230点を一気に見ることができるのは
理解できない作品をほとんど見ていないからだと思う
いつの日か面白いと思える日がくるのだろうか
でも昨日、少なくとも30点は堪能できた喜びがある
ああ楽しかった・・・
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