21グラム
21グラム、21 Grams
2003年【米】 上映時間:124分
ケーブルテレビで、前に後半だけ見ている
物語展開に
時間がさかのぼってゆくので、わかり憎い映画ですが
2回めなのでよく理解できた
愛する家族、夫と二人の娘の突然の死という重いテーマの映画である
残された妻の苦しみ
引き逃げをした男の苦しみを丁寧に描いている
監督 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
キャスト
ショーン・ペン ポール・リバース
ナオミ・ワッツ クリスティナ・ペック
ベニチオ・デル・トロ ジャック・ジョーダン
シャルロット・ゲンズブール メアリー・リバース
メリッサ・レオ マリアンヌ・ジョーダン
人が死ぬと21グラム軽くなるという
A,夫と二人の娘が事故で死んでしまい、残された妻
生きる気力なく毎日を過ごしている
引き逃げをした男を許せない『殺して欲しい』
B,引き逃げをした男、ベニチオ・デル・トロ
前科があるが、キリスト教に帰依している
失職中、事故の後逃げたが、妻がとめるのを振り切って
警察に出頭、拘置所で自殺を図るが、生き残る
証拠不十分で釈放される
『神は髪の毛一筋でも動かせばわかる』と教えられた
『なぜ神は私をこのような目にあわせるのか』
(車は当たった、だが事故を起こしてしまった)
心は癒されず、家を出て、モーテルで一人暮らしている
『地獄はここにある』(と頭を指差す)『殺してくれ』
その妻、メリッサ・レオ
『それでも人生は続いて行くのよ』
『あなたがいるべき場所はここ(家庭)よ』
『こどもたちには父親がいる』
幼いふたりのこどもがいる
C,夫の心臓を提供され移植された男 ショーン・ペン、
心臓病、数学者
心臓の提供者を調べ、残された妻に近づく
その妻、シャルロット・ゲンズブール
こどもを欲しがっていたが、
『僕達は終わったんだ』と告げられ、ロンドンへ帰ってゆく
CはAに近付く
AはBを許せない
Aに頼まれて、CはBを殺そうと、二人でBの泊まっているモーテルに泊まる
CはBを殺そうとするが殺せない
CはBに『姿を消せ」といい、AにはBに殺したと嘘を言う
夜、BがAとCの部屋へやってくる
『殺してくれ」と
Cは撃たない
Aは『撃って」と叫ぶ Bを手にした棒で殴り続ける
混乱の中で、Cの心臓は変調を起こしている
ピストルの音
Cが自分自身を撃った・・二人の争いをやめさせるためか
病院の集中治療室のベットの上のC・・・これが最初のシーン
Cの心臓が止まってゆく
Cへの輸血のための検査でAは妊娠している事がわかる
待合室にいるBとC、二人とも穏やかな顔に戻っている
その後
Aはこどもが生まれる事を受け入れている
Bは家族のもとへ戻る
Cが自分自身を撃った事で
苦しんでいた二人がかろうじて未来への希望を得た
命の儚さとかろうじて残された希望
|