Bunkamuraザ・ミュージアム
ジョン・エヴァレット・ミレイ展に行ってきました
とても楽しかった
イギリスで人気があり、成功した画家の回顧展
有名な《オフィーリア》をはじめ、次々と描写や色使い、構成の上手な絵が並んでいる
ひとつひとつ変化があって楽しい
例えば
ベラスケスの想い出ロイヤル・アカデミー会員に選ばれたときの作品
髪や衣装、早い筆使いでありながら、見事な作品
1868 10.16x81.3cm ロンドン、ロイヤル・アカデミー
http://art.pro.tok2.com/M/Millais/vv031.htm
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19世紀の英国を代表する画家、ジョン・エヴァレット・ミレイ(1829-96年)
1829年、イングランド南部のサザンプトンに生まれる ミレー家はジャージー島の名家だった
1840年、11歳という史上最年少でロイヤル・アカデミー(王立美術学校)への入学を許可された
1848年秋にダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、ウィリアム・ホルマン・ハントらと「ラファエル前派兄弟団」を結成
「ラファエロ以前」という言葉には、19世紀当時のアカデミーにおける古典偏重の美術教育への異議申したてであった
ラファエル前派に影響を与えたのは、思想家、美術批評家であったジョン・ラスキン
そこには「自然をありのままに再現すべきだ」、神の創造物である自然に完全さを見出すというラスキンの信仰があるという
67歳で亡くなるまで、
唯美主義的作品、子どもを主題とした作品、肖像画、風景画など、
新たな技法を探求しながら、幅広いジャンルの作品を手がけ、
当時のヨーロッパで大人気画家だった
1885年准男爵に叙せられ、
1896年、亡くなる直前にロイヤル・アカデミーの会長に選ばれている
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今回の展覧会はロンドンのテート・ブリテン2007年9月開催、
(イギリスでも1898年に開催された回顧展以来、初めてのミレイの大規模回顧展であった)
今春、アムステルダムのゴッホ美術館で開催された後、日本に巡回された
代表作《オフィーリア》、《両親の家のキリスト》、《マリアナ》など、
テート・ブリテンをはじめ、英国内外の主要コレクションから、油彩、素描など約80点
Bunkamura ジョン・エヴァレット・ミレイ展
http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/shosai_08_jemillais.html
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