『人形の家』をBunkamuraシアターコクーンへ見に行く
『人形の家』は1879年(明治11年)にヘンリック・イプセンによって書かれた戯曲
同年にデンマーク王立劇場で上演された
日本では1911年(明治44年)に初演(演出は島村抱月、主演は松井須磨子だった)
今回は イギリス人デヴィッド・ルヴォー演出、宮沢りえ主演の舞台
宮沢りえが、夫に「ぼくのひばりちゃん』と呼ばれているかわいい妻から
自立して生きることを決意し、夫と三人のこどもをおいて、家を出てゆくまでの数日間を演ずる
その可愛らしさ、しなやかさときっぱりとした決意にいたる表情、身ぶり、身体全体の演技は
見応えのある素晴らしいものであった
イプセンの劇は今も新しい
今の日本はいまだに「可愛い」が幅を利かせている
ノラの夫のような男がごまんと生きているし
それでよしとする女がごまんと生きている・・・
『人形の家』はあえて異議をとなえていて間然するところがなく
すがすがしかった
参考
シス・カンパニー公演 人形の家
http://www.siscompany.com/03produce/20ningyou/index.htm
男女の葛藤、現代に 「人形の家」演出デビッド・ルボー
http://www.asahi.com/showbiz/stage/theater/TKY200809050205.html
「人形の家」主演 宮沢りえ、堤真一インタビュー
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/stage/theater/20080827et09.htm
演劇[評]人形の家(シス・カンパニー)心揺さぶり 常識砕く(2008年9月10日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/stage/theater/20080910et06.htm
男女の葛藤、現代に 「人形の家」演出デビッド・ルボー(2008年9月5日朝日新聞)
http://www.asahi.com/showbiz/stage/theater/TKY200809050205.html
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