幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
■■■ 運営事務局より ■■■
ひろば@LABOは,ラボ教育センターが展開する
「ラボ・パーティ」に関わる皆さんのコミュニティ・ネットワークです。
「ラボ・パーティ」については 公式サイト  をご覧ください。
ラボ公式HPTOP新着一覧こども・子育て・教育ランダム新規登録戻る 0756795
  
Home
Diary
Profile
BBS
Bookmarks
Schedule
メール
・メッセージを送る
・友達に教える
ページ一覧
・ 写真ギャラリー
現在ページはありません。
・ テーマ活動を考える(小冊子原稿試案)
 【ラボ・テーマ活動が生まれてきた歴史】
 【ラボ・ライブラリーを聴くことから「テーマ活動」が始まる
 【ラボ・テーマ活動とは何か】
 【国際理解教育としてのラボ・テーマ活動】
 【ラボ・テーマ活動とは何か】
 3/10テーマ活動修正版
 「ラボ・テーマ活動とはなにか」(案)改行訂正
 テーマ活動誕生の頃の写真
 『ごろひげ』事務局員によるテーマ活動
・ 小学校英語関連
 春日部市粕壁小学校
 京都総合教育センター小学校英語活動
 まんぎょどんさんの日記 より
・ プライベート
 ラボ・パーティの歴史と私
 父母会~お母様方からの感想
・ ラボ・パーティ運営参考資料
 ラボ・パーティ年間計画
 ラボ・パーティの会費
 ラボ・パーティの表彰・例えば・・・
 身体から心を読む
 フェローシップ
 ラボ・パーティは参加するところ、発見するところ
・ ラボ・ライブラリー
 ラボママのお気に入りライブラリー
 プレイルームのラボ・ライブラリー
 音楽CD鑑賞
 元ラボっ子からの声
 谷川雁とラボ・パーティ
・ 時代を読む
 重松清『隣人』工事中
・ 国際交流、キャンプ関連
 2003年夏 第2回ニュージーランド交流 7月
 ニュージーランド 8月
 ラボ国際交流参加者の体験
 2004年ラボ・ウィンターキャンプ
 2004年ラボ・スプリングキャンプの記録
 2004年ファミリーキャンプ
 2004年カナダマニトバ7月
 カナダマニトバ交流2/3
 カナダマニトバ交流3/3
・ ラボ・パーティ資料
 チームビルディング
 ラボをやっていて良かった
 「英会話ぺらぺら」?
 素語り大会
 テューターの英語力
 早期教育について 参考資料
 生活があって、人生があってラボ・パーティがある
 言語習得
 突然のさようなら・・みんなが心配していたのに
 CDが嫌いです・
 始めるのはいつ頃から?
 発表会
 英語のパスバンドは2000ヘルツ以上!
 ラボママのHPの紹介
 親の反応
 ラボ・パーティのCM
 神奈川、千葉退任ご挨拶
 パーティにきても活動に参加しない子、寝転んでしまう子のこと
 テーマ活動の歴史
 部活とラボ・パーティ
 親子父母会kumagorouさんの日記より
 熊井パーティ行事に参加してお礼の手紙
 3世代ラボ
 縦長だけじゃない。「ナナメ」の関係もラボにはある!
 リーダーシップの芽が・・・
 やんちゃな男の子たちが言いなりになる愉快な方法
 ラボ・ライブラリーのラボ主催行事以外での使用について
 ラボをやめるか否か 投稿に答えて
 テーマ活動、セリフの覚え...投稿に答えて
・ ラボ・パーティ アルバム(工事中)
 4コマアルバム見本 岡本パーティ30周年
 桜井パーティ10周年
 桜井パーティ10周年4コマアルバム
 おもしろラジオ録音
 ノアのはこぶね
・ インターネット、パソコンの利用(工事中)
 パソコンの用語
 アクセスアップ
・ ひろば@LABOの使い方
 【ひろば】の使い方1
 【ひろば】の使い方2
 【ひろば@LABO】よくある質問
 ホームページの「手入れ」
 使い方ヒント
 トップページのつくり方
 【ひろば@LABO】はとっても欲張りです
 公式HPにリンク
 表をつくるには
 ログインできなくなったとき
 写真・画像の圧縮実験
 パーティだよりの掲載について
 ★ラボ・パーティ活動をビデオで紹介★ビデオにリンクはる
 ページ作成補助機能を使う
 【ひろば@LABO】制作プロセス
 バナー集
 ★パーティトップページ見本(重要)
 リンク先の表示例
 【ひろば@LABO】というコミュニティを成長させる
 文字を枠の中に入れる
 テーマ活動のビデオをインターネットに
 ホームページアドレスとチラシ、名刺
 おもしろラジオ番組へのアクセス
・ 記録用紙『平 知盛』
現在ページはありません。
・ こどもたちの作品
 ポスター
Welcome!
[一覧] << 前の日記 | 次の日記 >>
デビット・リーン『ライアンの娘』2008/09/01の日記 09月01日 (月)
デビット・リーン 1970年『ライアンの娘』

アイルランドでこの英画の舞台になった地方もまわってきたので
見直してみました

デビット・リーン『ライアンの娘』
デビッド・リーン 1970年公開 
70m映画なので、ほんとうは劇場の大画面で見るべき映画です
公開の時に見ているが今回は録画で見ました

時代は第一次世界大戦末期
イギリスはドイツと闘っている
アイルランドの美しい海岸の村を舞台にしている
モハの断崖やインチの白い浜辺で撮影された

自然の描写はとても美しい
モハの断崖など実際には離れたところのシーンを組み合わせて
よりスケールの大きな自然を見せている

 酒場の主人ライアン
 その娘ローズ

 妻を亡くした小学校の先生

 英軍駐屯地の司令官として赴任した少佐
      武勲をたてているがドイツ軍との戦争で精神を病んでいる
      塹壕神経症の後遺症、戦場の音のような音が聞こえると記憶がよみがえる不安神経症
      足も怪我をして不自由、引きずっていて一日8km歩くリハビリテーション中
      自分の部隊はまだ戦場にいる
      「妻はここには来ないと思う」
      「この村に娼婦はいませんよ お呼びになった方が・・・」

 神父さん トレバー・ハワードが素晴らしい

 知恵おくれの男

 村人たち
      若者たちに仕事がない
      英軍に対して皆敵意がある
      英国の敵であるドイツが勝てばいいと思っている
      「ロンドンに帰んな」
      (「故郷はロンドンじゃない』とつぶやく兵士)

     ダブリンで中央郵便局を占拠し、独立を宣言したイースター蜂起があり、鎮圧された後である
     パブに立ち寄った英軍兵士へ村人は嫌みをいう
    「ドイツ軍に使う大砲を撃ち込んで、こどもまで殺したんだって」
    「こどもは殺していない」「兵隊なんだ 命令があれば撃つ」

    「ヨーロッパ戦線ではドイツ軍に負けてるみたいだな」
    「・・・」

 対英闘争を展開している男たち
      ドイツ軍から届けられるはずの武器を取りにやってくる
      彼等はもし英軍に捕まれば反逆罪で絞首刑である

 ストーリーは

 ローズの恋、小学校の先生との結婚

 何か満たされぬ結婚後の生活

 英軍将校への同情、一目でお互いに惹かれあってしまう
 密会

 二人が話すシーンはまったくない
 そのシーンを撮らなかったのではなく
 この二人は何も話さず、わかりあい、求めあうのである

 それを知った夫の疑い、苦悩、
 だが何もいわず毎日をいつもどおりに過ごす

 英国軍将校とローズとのことをを知った村人のローズへの反感、敵意
 村人は話しかけても返事をしてくれなくなり、
 村に一軒の店でも品物を売ってくれなくなる

 

 嵐の夜にドイツ軍からの武器が届くので、反英闘争部隊の男たちが数名トラックでやってくる
 夜明けを待って荷が海に浮かぶのを見つけたが、回収できないでいるところへ
 村人全員が駆け付ける
 老若男女、こどもも嵐の余波で波高い岩場や浜辺にただよう武器を入れた荷を必死で集め、回収に協力する
 神父さんまで参加している
 ローズと夫もやってくる
 「何しにきたの」とあざける村の娘

 トラックに武器を積んで無事出発したが
 道を曲がったところで英軍が待ち伏せしていた
 村人の前で全員が逮捕され、武器は押収されてしまう

 記憶がよみがえって将校が突然倒れかかるるのをローズは思わず助けようと
 駆け寄ったことでローズと将校の関係は誰の目にも明らかになる

 家に帰った夫と妻が話し合う
「知っていたのね」「知っていた」
「いつから」「はじめから」
「情熱が去れば戻ってくると思った」

 それでも、夜妻は将校に会いに家を抜け出してゆく
 朝、妻が帰った時、夫はいなくなっている

 神父が探しに行く
 神父が連れ帰った夫が妻に話す
 「別れよう」「はい」
 「二人とももう村にはいられない」

 「もう終わったんです」「話をしたのか」
 「ことばをかわしたわけではないがわかるんです」

 村では誰か密告したものがいることがわかって
 あの時海岸にいなかったのは駐屯地の近くの小学校に住んでいるあの二人だけだと村人が押し寄せる
 妻を守ろうとする夫も多勢に無勢
 妻は密告者に違いないと断罪され制裁を受ける

 ・・・・

 将校が浜辺で爆死したことがわかる
 妻は自殺だ思う
 

 村を出てゆく二人を送ってゆくのは、神父と知恵おくれの男のふたりだけだ
 村人からは「2度と帰ってくるな」との声が背中に投げ付けられる
 妻に腕を貸す夫

 やっと村を通り抜け、バスを待つ四人
 妻がバスに乗り込み、座ってまっすぐに前を見ている
 後から乗り込む夫に神父が「別れるのか」と訊ねる
 夫は無言だが神父は察する「やはりそうか」
 「よく考えろ」「ほんとうにそれがいいかどうか」
 ダブリンへ出てゆく二人の行く末に含みを持たせて映画が終わる

時代背景や風景を取り去れば
この映画のテーマは
「まわりがどうあれ、強く惹かれあい、突き進むふたり」
ひとつだけであるが
195分という時間を使って丁寧に描ききっている
日没を見ていた将校の自殺は覚悟の上と思われる

シガレットケースからたばこを取り出して火をつけ知恵おくれの男にシガレットケースに残った最後の一本をすすめる
さらにこの男に空になった高価そうなシガレットケースを与えている

なぜ自殺するのかといえば、イギリス貴族の誇り、貴族の義務である将校の仕事をもう果たせないという自責、最後にすがったローズとの関係も終わったとあと、引き止める何もないというところであろうか

1970年は北アイルランド紛争のときである
実際に出演している村人たちの愛国心の高揚は演技だけではない

愛国心によって心が一つである描写はしているが、人間的な暖かさを感じさせる描写はない
現地ロケをしている監督や撮影隊が村人と気持ちを通わせたとは思えない
「下劣な」「冷酷な」民衆!という貴族的認識に捕われているのか
デビッド・リーンの民衆把握には疑問が残った

デビット・リーンの主な作品

* 陽気な幽霊 Blithe Spirit (1945)
* 逢びき Brief Encounter (1945)
* 大いなる遺産 Great Expectations (1946)
* オリヴァ・ツイスト Oliver Twist (1948)
* 旅情 Summertime (1955)
* 戦場にかける橋 The Bridge on the River Kwai (1957)
* アラビアのロレンス Lawrence of Arabia (1962)
* ドクトル・ジバゴ Doctor Zhivago (1965)
* ライアンの娘 Ryan's Daughter (1970)
* インドへの道 A Passage to India (1984)
>>感想を掲示板へ
<< 前の日記 | 次の日記 >>
Copyright(C)2002 Labo Teaching Information Center.All rights reserved.