あいるらんどのような田舎へ行こう
これは丸山薫の詩の一節、読んでいてとても気持ちのいい詩です
汽車に乗って
あいるらんどのような田舎へ行こう
ひとびとが祭りの日傘をくるくるまわし
日が照りながら雨のふる
あいるらんどのような田舎へゆこう
車窓(まど)に映った自分の顔を道ずれにして
湖水をわたり 隧道(とんねる)をくぐり
珍しい顔の少女や牛の歩いている
あいるらんどのような田舎へゆこう
(詩集『幼年』から)
昔読んだこの詩は長い間心に残っていて
この夏、アイルランドに2週間ほど行ってきました
帰ってきてあった人の中には
「アイルランドってどこにあるの」
「どうしてそこに行ったの」
とアイルランドを知らない人たちが結構いました
日本人にはあまり知られてない国なんですね
アイルランドはこの詩が描いているような
のんびりした緑多い田舎でした
1990年代から始まった経済政策による経済成功、躍進は
「ケルテックタイガー」と呼ばれ
一人あたりの労働生産性は日本よりはるかに高く
世界で第2位です
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ILOが発表した「労働市場の主要指標」によると、
2006年の労働者一人あたりの労働生産性の 上位五カ国は以下のとおり
(括弧内は労働者一人当たりの付加価値生産額)
1.アメリカ (約740万円)
2.アイルランド (約650万円)
3.ルクセンブルク(約645万円)
4.ベルギー (約640万円)
5.フランス (約633万円)
アメリカがダントツ一位の理由は、
アメリカ国民の年間労働時間が他の先進国に比べて長いためとのこと
日本は16位
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カソリック教徒がほとんどであるためもあって
人口も増えてきていて、
人口の半分が30歳以下と未来の明るい国でもあります
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