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読み聞かせの最中・・・ |
06月26日 (木) |
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今日、小5の娘、フウのクラスで読み聞かせをした。
洞爺湖サミット開催を前に、日本の先住民族としてのアイヌが国際的な注目を浴びているそうで、この機に、アイヌに関する絵本を取り上げてみた。
『パヨカカムイーユカラで村をすくったアイヌのはなし』
かやのしげる文 いしくらきんじ絵 小峰書店
5年生での読み聞かせは初めてだったし、新しいクラスのメンバーで知らない子も多いから、どんな感じか様子を見ながら、サミットやアイヌの歴史の話などを進めた。
この時点であちらこちらでおしゃべりしている子もいたが、少しずつ静かになってきたところで、おもむろに本をとりだした。
間をとって、タイトルを読む。
・・・が、うっかり!!『パヨ<ヨ>カムイ』と読んでしまった。
瞬時に、娘に「『パヨカ!』」とつっこまれ、
(となりの女の子が、小さい声で「フウ、ナイス!」と言ったらしい。)
一夜漬けのアイヌ博士、タジタジだ。
しかし。
冗談はさておき。
読み進めていくうち、こどもたちがおはなしに集中し始めたのがわかった。
1人、また1人と、私の手元の絵本の中に体ごと吸い込まれてくるような感じ。
時折、みんなの方に顔を見やるのだが、ぐわ~っとこちらに「気」が迫ってくる感じ。
押され気味でいるうちに、読み手の私までおはなしに引き込まれる気がして、あせった。
いったいどうなってしまうんだ~
冷静になろうとするほど、緊張してくる。
こんなことは初めてだ。
練習してから行ったから、ストーリーも言葉も確認していたはずなのに、
読んでいる私が、アイヌの語り<ユカラ>を聞いている??ような、不思議な体験。
ストーリーの力なのかな、だとしたらすごい。
いや、それとも、これぞ、カムイの力?!
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