|
|
|
|
|
[一覧] << 前の日記 |
次の日記 >>
|
ダッカファッション、経済、そして課題の山 |
05月06日 (火) |
|
ダッカの繁栄と共に、若者のライフスタイルやファッションが若干変わってきている現象が見受けられる。ダッカに1軒あるアイスクリーム店を訪れる若者が年々増えている。数年前のオープン当初60タカ(約120円)だった価格は、昨年は80タカ(約160円)になっていたのに驚いたのだが、今年は90タカ(約180円)に上がっていた。米の値段が昨年まで1kg42タカだったのが、今年は62タカまで上がって、日雇いの人々(収入が一日40~60タカ)が苦しんでいる地方の状況からすると、相当高額であることがわかる。しかし、大学生風の身なりの良い若い男女が談笑している姿を良く見かけるようになってきた。
服装についても変化が現れてきている。伝統的なサロワカミューズ(バジャマのような上下)にオルナ(スカーフのような胸隠し布)ではなく、ジーンズやちょっと前に日本の若者の間でも流行ったようなダブダブでポケットが一杯ついているズボンを着用している若者を良く見かけた。数は少ないものの、ハンチング帽子を被った男性やオルナを着用してない女性の姿もあった。隣国インドの発展の影響と無縁ではないだろう・・。
益々開く貧富の差をどのようにしたら埋めることができるのか・・・考えている内に、バングラデシュを発つ日が来てしまった。
チェックイン手続にカウンターに並ぶ。やはり時間がかかる・・。「確かめながらやってるので時間が多少かかるけど良いですか?」まるで心を読んだかのように、カウンターの男性が言った。「私は良いですが、後ろにこんなに長い列ができていますけど・・。」と答えると、ハハハと笑って時間をかけて処理してくれた。
「すみませんね、遅くって・・。」私が遅い訳ではないが、余りに時間がかかるので、申し訳なく思い、一言すぐ後ろの男性に断わった。
「いえいえ、わかってますから。ここはバングラデシュですから・・。」と後ろの男性は笑って言った。電力不足のダッカをビジネスチャンスのターゲットとして、発電機を売っているのだと言う。・・・ウン・・・笑いが止まらないだろうな~・・・。建設ラッシュのダッカだから・・・。良くわかる・・。排気と騒音の発電機、熱風を吐き出すクーラーの数がうなぎ上りに増えているダッカの街。
バングラデシュを避けて、東にそれたサイクロンはミャンマーに上陸し、甚大な被害が伝えられている・・。バングラデシュと同じく真夏のミャンマー、連日35℃を超える暑さに違いない。遺体や傷口の腐敗や損傷、化膿、黴菌の増殖、食物の腐敗等、伝染業の蔓延など二次被害が懸念される。
|
|
|
<< 前の日記 |
次の日記 >>
|
|
|
|