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子どもの日に想う |
05月05日 (月) |
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教育支援児最年長のデルワール君(9年生)、先週父親が急死したそうだ。苦しさ、悲しさを堪えて会いに来てくれた。彼は小4の時、一度学業を奪われかけた事があった。家計が苦しいので、彼は体が大きくなったのでリキシャ引きかサーバントに出したい、と言う家族からの退学希望を受け、先生が成績が良いのでせめて小学校だけでも・・という要望に宮崎のYさんが支援を申し出てくれた。小学校を卒業した後、できるなら中学校へ行って頑張って欲しいという支援者の希望と、勉強したいという本人の希望が相まって、中学に進む事ができた。一家の大黒柱を失って、食べて行くのにも事欠いているのがわかるだけに、こちらも苦しくなる。「大きくなったら自動車のエンジニアになりたい。」と言ってたデルワール君、あと1年半、頑張って中学校を卒業してくれる事を願う。
8年生のリマちゃん、小3の時、父親が死んだ。「女の子だから学業は必要ない、奉公に出そう。」という母親をせめて小学校だけでも・・と説得し3年間の支援を申し出てくれた方がいた。3年が過ぎ、小学校を卒業したリマちゃんは、看護士さんになりたいという希望を持った。中学へ行きたい。でも支援者はいない・・。昨年、スタディツアーに参加し、リマちゃんに会ったKさんが、中学進学を申し出てくれて、リマちゃんは、夢に向かって歩んでいる。
夜間小学で学んでいる児童労働従事者のみんなが、堂々と昼間の学校へ通うことができる日が来ますように・・・。
女の子が性的産業や早期結婚の犠牲にならないようにと願う。女の子は年齢が若い方がダウリ(持参金)が安く。口減らしにもなる、という事で、早期結婚ブローカーが暗躍している。また、男女を問わず、先進国の子ども達の臓器移植のドナーとして売買されている事実もある。
世界中の弱い立場の子どもの権利が守られるように、バングラデシュの地で心から願う子どもの日である。
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